オーロラ

保冷剤は保温剤として使えるのかのテスト 2014/01/05

 アラスカへオーロラ観光に行くことが決まってから、超低温の世界でオーロラ撮影ができるのかあちこちのブログなどを参考に考え方を探っていました。
 結論として、デジタルカメラの保温はしなくて良いが、バッテリーを外部に取り出し、外部バッテリーを保温することが必要だとなりました。
 この実験はアラスカへ出かける前にしていたものです。
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 リチウム電池の温度特性は、ネット上でいただきました。ありがとうございます。
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 このグラフを見ると、0℃以下にならなければ、リチウムイオン電池の能力は維持できるようです。

 保冷剤の温度低下は、0℃あたりで14時間ほど停滞しており、アラスカのマイナス30℃を超える寒さでも何とかがんばりそうでした。

 実際にアラスカに持って行ったのは電池容量が大きな外部リチウム電池を、保冷剤2個でサンドイッチしました。
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 これを小さなクーラーボックスに入れてカメラ三脚に引っかけて使いました。
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 実際にアラスカ・フェアバンクスで撮影したときの温度はマイナス33℃ぐらいでして、ツアー観光で行ってるもんですから、観測地での滞在は約3時間程度でした。
 この3時間程度では保冷剤は全く固まらず、柔らかいままでした。
 もちろんバッテリーも問題なく使えました。
 これで、ニコンD600でインターバル撮影を駆動することができました。
 保冷剤一式は、スーツケースに入れて飛行機移動しました。
 最近の厳しい状況下で手荷物、機内持ち込みは無理だと思います。
 アラスカから乗ったときはこの保冷剤が入っているスーツケースを検査のために開けられました、でも無事に通過しました。
 もちろん、何が引っかかったかはわかりませんが。

 デジタルカメラのサブ機としてキヤノンEOS-X2も持って行ったのですが、こちらは外部バッテリーにせず、ノーマルのまま撮影しましたが、1本のノーマルバッテリーは1時間ほどで切れてしまいましたが、もう1本のバッテリーは1時間40分も保ちました。
 バッテリーの新しさや元気度によるのかも知れません。

 ニコンD600もキヤノンEOS-X2もカメラ保温していないのですが、3時間の範囲では液晶モニターも固まらず動いていました。

 メモ用デジカメとしてキヤノンパワーショットS95を持って行ったのですが、このカメラのバッテリーは元々保ちが悪い(新しいバッテリーでも)。
 全部で3個のバッテリーを持って行ったのですが、最初の内は瞬く間にバッテリー低下を招き、短い時間で3個を使いました。
 やはり保温が必要だと気づきました。
 最初は防寒着のお腹にあるカンガルーポケットに入れていたのですが、化学カイロを入れていても、温度が下がりだめでした。
 最後の方は、防寒着の下に着ているフリースの上着にあるポケットに、カイロとともに入れておくとバッテリーは十分に長く使えました。
 オーロラの写真などを撮っては直ぐにフリースのポケットへです。
 出し入れは面倒ですがこれが一番でした。

 中国製の安いカメラ用タイマーコントローラーは、保温せずにいると寒さで直ぐに液晶が見えなくなり、タイマーとしては使えませんでした。
 シャッターボタンとしての機能はハード的なものですから、連写用のスイッチとして使いました。

 また、外部電源のコードやタイマーコントローラーのコード類は寒さのために針金ように硬くなり取り回しがとても大変でした。
 特にニコンD600のバッテリー室から外部バッテリーへのコードの引き出しは、狭いところで曲げないといけないので、寒さで固まってからこれを行うのはけっこう勇気が要りました。何せ曲げて折れたらどうしようと思ったからです。
 一度経験した後は、暖かい部屋での準備段階でパワーコネクターを入れておくことにしました。

 ついでに?化学カイロのことを言うと、大気に直接に近いところのカイロは全く役に立ちませんでした。
 カメラの保温や、パソコンの保温、カンガルーポケットの中などはだめです。
 入れるなら、体で言えば、防寒着より内側、ミトン手袋の中は有効、靴底などです。
 靴底のカイロは、かなり有効です。
 使うタイミングも大事で、準備のために暖房の効いている部屋で装着すると、暑過ぎます。
 普通は10数時間有効なカイロなんですが、3~4時間で冷えてきます。暖かい部屋に戻ると復活するのですが、意味はありません(笑)
 私は、オーロラ観測場所に到着してからカイロをいろいろ着けました。

 もひとつ、ついでに服装を言うと、空港に降りてバスに乗るとき、ホテルからバスに乗るときなど寒いですが、時間が短いので日本の冬の服装でだいじょうぶでした。
 ただ、外に30分以上出るときは完全防備が必要でした。
 私が、今回のアラスカ旅行で一番冷えたのは、犬ぞり体験の時で、この時の気温は現地としては高いマイナス12℃ぐらいでした。
 レンタルされた防寒着で、耳を覆うスキー用の帽子を着用、ただ、手袋はキヤノンパワーショットS95で記録写真を撮るために日本で星見をするために使っている手袋で、俗に言うスキー手袋と、その下に薄い手袋で、右手の人差し指だけをカメラのシャッターボタン押せるように、薄い手袋の人差し指が外に出るようにして、スキー手袋に穴を開けていたものです。
 しかし、それほど速くない犬ぞりに乗りながらカメラ撮影をしていると、右手人差し指がしびれてきました。
 犬ぞり体験はわずか15分ぐらいでしたが、右手の人差し指が固まってしまいました。
 思った以上に危なかったかも知れません。

 最後に保温とは関係ありませんが、撮影中に居場所を確認させるマーカーとして、100均でこんなのを買って使いました。
 自転車用のLED点灯のマーカーです。連続点灯、パルス状の断続点灯もできます。
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 厳寒地でどれぐらい保つか心配したのですが、3夜はいけました。
 これを三脚の足に巻いて使いました。
 電池はボタン電池ですが、予備電池を買うより電池付き本体を買った方が安い。
 2個持っていきました。

 極寒冷地でのノウハウは他にもいっぱいありそうですが、私の記憶に残っているものについて書きました。

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フェアバンクスから日本へ 2013/12/26-27

 アラスカ最後の日はとっても忙しい。
 午前2時までオーロラを見ていたのでホテルへ帰り着いたのが午前3時、朝には出発なのでスーツケースのパッキングや撮影機材の片付け、ばたばたと風呂にも入りたい・・・
 一寝入りしたらもう出発です。
 Westmark HOTELのフロントともお別れです。
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 フェアバンクスはアラスカのおおよそ中心ぐらいにあります。
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 まだ薄暗い朝と言ってももう午前9時ですがバスに乗って空港へ。
 あいかわらず寒そうです。
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 日本から到着したときのように雪は降っていませんが、何となく煙っています。
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 機内への手荷物検査は厳しく靴も上服も脱がされました。
 カメラバッグもノートパソコンを取り出して分離・・・
 貼るカイロをくっつけてる人もだめでした。
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 空港内に展示してあるイエロープレーンともお別れです。
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 空港内のCMボードにチェナ温泉の宣伝がありました。
 行って来たモンネ!チェナ温泉ではオーロラは見えなかったけれど他で見えたからイイモンネ!
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 JALで日本までの直行便です。
 下弦過ぎの月が輝いていますが、低いですね・・・傾きも日本とはちょっと違う。
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 やっと日の出です。
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 フェアバンクスを飛び立ちお別れを告げます。
 再び来ることはあるのでしょうか?
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 北米最高峰のマッキンリー山(6194m)を横にして飛んで行きます。
 ツアーのオプションでセスナ機でマッキンリー山を見るのがあったのですがそれはパスしました。
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 しばらくすると、ちょっとドリンクタイムです。
 私はもちろんビールです。
 キャビンアテンダントのお姉さんが私の顔を見て「もー1本要りますか」と聞かれたので「ハイ」と答えました。
 何でわかったんだろう(笑)
 確かにJALの乗員クルーは日本から乗ったときと同じメンバーでしたけどね。
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 そうこうしているともうお昼ご飯です。
 白ワインでいただきました。普通に美味しい。
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 気持ちよくなって二寝入りほどすると日本の上空にやって来ました。
 また昼ご飯が出るって・・・え・・・パンだけでした。
 コーヒーでいただきました。
 これで、この旅行で出た食事は全て完食!
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 後、もう少しで大阪です。
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 日本の上空は雲だらけです。
 大阪は雨。
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 黄色いスーツケースが出てくると旅も終わりです。
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 日本に帰ってくると12月27日午後3時と相成りました。フライト時間は約9時間でした。

 ちょっと忘れ物はしたのですが、無事に旅を終わることができました。
 オーロラを見ることができた余裕からでしょうか、だらだらのブログになってしまいました。

 いつかはバーストするオーロラを見たいものですね。

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フェアバンクスで最後の夜 2013/12/25

 フェアバンクスのホテル Westmark HOTELで眼が覚めました。
 アラスカ4日目の朝です。朝と言ってももう昼です(笑)
 フェアバンクスは内陸型盆地で、それほど大きな街には見えないのですが、何時も大気がぼんやりしています。名前を聞いたのですが忘れました。フェアバンクスの上空で逆転層ができ、煙や排気ガスの・・・が上空に揚がらないで盆地に貯まり込むのだそうです。
 煙突の煙が90度に曲がっています(笑)
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 朝昼兼用の昼食は中華なんですが、写真を撮るのを忘れていたので、割り箸だけです(笑2)
 バイキング形式で、お寿司などもあってみなさん喜んでおられました。
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 今日は時間的に少し余裕がありホテルのそばを散策しました。
 今日はクリスマスです。街角のあちこちにクリスマスツリーが輝いていました。
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 ただ、クリスマスの日は、どこともお休みの日でして、お店はもちろんのこと、車も人通りもほとんどありません。
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 夕方になってアラスカのアラスカ産のお土産を売っている店に送迎バスでまいりました。
 午後4時にはなっていますが夜ではありません。でも見かけは夜です(笑3)
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 温度計の表示があり-28°Fでして、摂氏33℃・・・寒い!
 小さなお店ですが、日本人スタッフがてきぱきと売りさばいておられました。
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 やっぱり、クリスマスの日はお土産さんのほとんどがお休みだそうです。
 スーパーもお休みでした。

 引き続いて夕食です。
 クリスマスの夜特別ディナーで、お肉です。プライムリブです。
 場所はアラスカビールを造っている SILVER GULCHです。
 ここでビールを飲まないてはありません。
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 アラスカのビールは色の濃いハーフ&ハーフみたいな感じですが、ちょっと甘いかな・・・
 てな気がします。
 でも2杯目にいただいたビールは別物と言われました、色は同じですがシャープな飲み口でした。美味!
 お肉も柔らかくて美味しかったです(笑4)
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 ここの店舗はお土産も売っていました。
 ずーっと良くわからなかったウレタン製のカバーみたいなのが、ビールのボトルキーパーだったんですね。
 お土産に買おうとも思ったのですが、使い道がないので諦めました。
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 ほろ酔い気分で気持ちよくなったのですが、今日はもう一度ホテルに帰って防寒着を着てから準備万端でオーロラ観測に出かけました。
 今夜の観測場所はフェアバンクス郊外のスキーランドへまいります。
普通は45分はかかるところなんですが、今夜はクリスマスで車もほとんど走っていないので高速です(笑5)
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 スキー場のてっぺんに着くと、もーすでにオーロラが出ています。
 慌ててメモ写真です。
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 ここのロッジにはオーロラモニターが設置されていて、外で明るく激しいオーロラが出始めたら、モニターで確認して外へ出ると言う軟弱なオーロラウオッチングできる場所です。
 ちょっとはめ込み合成です(笑6)
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 今日の場所は北側の見晴らしは抜群で空以外に何もありません。
 もうちょっとメモ写真です。
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 オーロラの規模としては昨夜とあまり変わらないのかも知れません。
 メインのカメラ、ニコンD600はみなさんととちょっと離れた西側に移ってセットしました。
 今夜はずーっと北向きで撮影ですが、持って行ったビクセンの星空雲台を星追跡ではなく単なる水平回転台として使ってみました。
 動画の最後はキヤノンEOS-X2+NIKON 35mm F1.4をISO1600で、8秒露出の連写モードで撮しています。¥1600のリモートコントローラーはこの寒さで液晶が見えなくなり使えないので、機械的なシャッターボタンとしてだけ使いました。
 タイムラプスの動画モードでご覧ください。

 自分自身の期待とは少し違う気もしますが、何とかそれらしいオーロラを捉えることができました。
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 実は、もう一つカメラを持って行っていたのですが、チャンスがなくて使わずじまいだったので、今日は最後の夜ですのでテスト撮影をしました。
 惑星撮影用カメラとして買った ZWO ASI 120MCです。パソコンがなければ動かないのですが、オーロラ見張り番として使おうと期待もしていたのですが、ロッジの窓にUSBのコードを通すところがないので諦めていました。
 最後の夜は、雪の上にパソコンを出し、撮影してみました。
 思ったより明るく写らなかったので、2回ほど試写をして終了です。
 5秒露出、ゲイン最大、300秒間。FireCapture2でキャプチャーで、ホットピクセルなどのダークを撮影しながら減算削除してくれます。

 あっという間に4日目の夜が終わりました。
 今夜も快晴でしたので、2勝2敗の五分となりました。

 ホテルに帰ると急いで防寒着の返却です。
 次のグループが来ているのだそうです。

 とっても疲れましたが、オーロラが見えたので大満足です。

 後は日本に帰るだけです。

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チェナ温泉からフェアバンクスへ 2013/12/24

 アラスカ滞在3日目の朝もチェナ温泉リゾートで眼が覚めました。
 昨夜の雪とは違ってどうも晴れているよう・・・空を見ても良くわからない。
 今日はチェナ温泉を後にしてフェアバンクスのホテルへ戻ります。
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 雪道を快調に走っていると、遠くの山々が赤く染まっています。
 朝焼けに染まっているように見えています、が、実はもうお昼なんです。
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 木々の間からかろうじて太陽が見えました。
 ここは北緯65度、太陽は這うようにしか昇ってきません。
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 フェアバンクスに向かう途中で世界で2番目、万里の長城に次ぐ全長約1300km石油パイプラインを見学しました。
 この日は晴れているので、気温が下がり何と-35℃、バスから降りたもののあまりの寒さから記念写真を撮ったら素早くバスに戻ります。一瞬の観光でした。
 写真からこの寒さが伝わらないのが残念(笑)
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 今日の朝昼兼用の昼食は、ホテルのレストランにてバイソンの肉を挟んだバイソンバーガーです。
 ビッグマックより遥かにでかい!パン生地の直径は15cmぐらいある。
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 みなさんはフォークとナイフで切り刻みながら食しても、多くの人が残されていましたが、私は完食!
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 お腹が満腹になったところで、アラスカ州立大学博物館の見学です。
 フェアバンクスの街外れの高台にあり、見晴らしは抜群です。
 ちょうど到着したころに日没を迎えていました。
 何度も言いますが、日没ですけどまだ昼の2時半です。
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 なかなか綺麗な大学博物館です。
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 アラスカのことやオーロラのことのレクチャーを受けた後、展示見学です。
 私は、なんと言っても、でっかい熊・グリズリーの剥製と記念写真です。
 イヤーでかい!
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 今日は12月24日クリスマスイブです。
 ホテルに戻る前にサンタハウスに立ち寄ります。
 ここは、サンタさんからのお手紙を出してくれるサービスもしていましたが、中では、子どもたちがサンタさんとの記念写真を撮るために行列を作っていました。
 いやークリスマスだ!
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 ホテルに戻ると、防寒着に着替えます。
 今夜はレストランでの夕食の後、そのままオーロラ観測に出発します。
 でも、暖房が効いているところで防寒着を着ていると、あっという間に汗をかいてしまいます。できるだけ薄着でと言われても・・・脱いだり着たりとっても大変でした。
 今日の夕食はサーモンのステーキです。
 お店のスタッフもクリスマスモードですが、なかなかの迫力です。
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 サーモンステーキはアラスカビールとともに美味しくいただきました。
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 レストランを出ると晴れています。夏の大三角が見えていました。
 ここではオーロラは見えません。
 今夜はフェアバンクス郊外にあるオーロラビレッジへバスで向かいます。
 大型バスが入れない山中なので、中型バスになり、機材を含め最小限の荷物にしてくださいと言われました・・・無理です(笑)
 約45分掛けてオーロラビレッジに着きバスから降りると、もう見えている、オーロラがと大きな声!
 ビレッジのオリエンテーションもそそくさにして、観測場所はゲレンデのようなところを少し登ったところにありました。
 慌てて、まずはメモ写真で、キヤノンパワーショットS95でオーロラの明るいところを撮影!
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 目が慣れてくると、オーロラの緑色とその上が少し赤っぽくなっているのが辛うじてわかります。
 この後ちょっとオーロラが静かになってしまいました。
 オーロラと記念写真です。
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 オーロラは主に北の空に現れますが、その強弱や動きなど変化が激しいときと、それほどでもない時があり、ずーっと見続けるのはなかなか大変です。
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 メインのカメラ、ニコンD600+シグマ15mmF2.8対角フィッシュアイレンズ+LEEソフトフィルター№3で撮影したものは、タイムラプスふうに動画にしてみました。ISO-3200、8秒露出、10秒間インターバルです。
 最初は北の空、中程で南の空、最後にもう一度北の空です。

 もっと派手なのが出たら嬉しいのですが、2連敗中ですから見えただけでも良しとしなければなりません。

 もう一つキヤノンのEOS X2を持ってきたのですが、ちょっとピンぼけだし、あまりイイのがのが撮れていないので今日はボツ。外部バッテリーにしていないので1時間ほどでダウン、バッテリー交換しているときにバッテリー1個を雪の中に紛失、後でバッテリーチャージしようとしたら1個はチャージできず。3個持っていたのに1個しか使えなくなってしまいました。

 ツアーでのオーロラ観測は23時ごろから午前2時までなんですが、終わりかけのころに動きのいいやつが出現、でもバスは帰るので、しかなく撤収です。
 バスでホテルへ帰る途中、バス窓からまだまだ明るいオーロラが見え続けていたので、バスを止めてくれて下車、もう一度オーロラを見上げます。
 空一面が緑です。
 キヤノンパワーショットS95でメモ写真です。
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 右側にオリオン座が見えています。
 何せオモチャのような三脚なのでぶれていますがご愛敬です(笑)

 オーロラを3日目にしてやっと見ることができました。1勝2敗です。

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チェナ温泉2日目 2013/12/23

 アラスカにやって来て2日目、チェナ温泉で朝を迎えました。
 残念ながら今日も雪です。
 昨日は夜に着いたので、周りが全くわからなかったのですが、左がアクティビティセンターで右が宿泊ロッジです。
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 今日はいろいろなアクティビティがあります。
 最初は犬ぞり体験です。
チェナ温泉リゾートの入り口の外れに犬舎があり、たくさんの犬が賑やかに吠えていました。
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 12頭立ての犬に引かれて約3kmのコ-スを牽引してもらいます。
 こちらは4人乗りですが、思ったよりスムーズに走ります。
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 朝昼兼用のお昼ご飯、スモークサーモンパスタを食した後、アイスミュージアム(氷の彫刻展示館)を見学です。
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 氷のアーティストが作った作品がマイナス9℃の環境で展示されています。
 かなり複雑で凝った作品もありました、なかなか感動ものでした。
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 私にとってここのメインは、氷で作ったグラスに注がれるアップルマティーニをいただくことです。
 どんな味がするのかとっても楽しみです。
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 こんな楽しい飲み方は他にはありません。
 手袋をした手が震えます(笑)
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 少し甘めの梅酒ってところでしょうか、氷のグラスに触れる唇がとっても滑らかです。

 心地良くなったところで、まだ、日は沈んでも明るい間に露天風呂に向かいます。
 昼を過ぎると直ぐに夕方です。日没は2時40分ごろです。
 昨夜は周りが見えなかったのですが、けっこう大きな温泉プールがありました。
 イヤーなかなかの良い湯です。ちゃんと水着着てます!
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 気持ちよく温まったところで、もう夕食です。
 今夜は蟹です。タラバガニのメインディッシュです。
 直径3cmはある太い足をいただきました。
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 今夜のオーロラ観測はチェナ温泉敷地内でなく、米軍払い下げのキャタピラ雪上車に乗ってチェナ山山頂まで向かいます。
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 でも、ずーっと雪です。
 30分ほど乗っていると到着で、パオのような大きなテントが二張りありました。みんなで晴れるまでひたすら待機です。
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 ここには大きなドラム缶でできた薪ストーブがありまして、暖かく暖房していました。
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 夕方、ちょっと雲間から星が見えていたので、晴れることを期待していたのですが、ほとんど雪でした。
 ただ、ほんの少しの間小さな雲間に星が見えて、大騒ぎしたのですが、その隙間からはオーロラは見えませんでした。
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 上の写真は、持って行った撮影機材が動くかどうかの確認のために雪が降る中セッティングして、インターバル撮影中の一コマです。
 カメラは木の陰になるように置いたのですが、トイレに向かう人たちが懐中電灯を明るく照らすので、樹氷の姿がはっきりと写っています。

 カメラはニコンD600にシグマ15mmF2.8+LEEソフトフィルター№3です。
 インターバルはD600の内部メニューからしています。
 カメラの保温はせずに、外部バッテリーを使い、外部バッテリーを保冷剤でサンドイッチすることにより、バッテリーが零度以下にならないようにしてバッテリーの力を持続させています。
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 このテスト撮影では約1時間半ほどでしたが、保冷剤は固まることなくカメラは順調に動いていました。

 しかし、オーロラは見えなかったので、2敗目です。

PS:このツアーでの観測は午前2時までとなっているのですが、お天気が悪いので少し早めに山を下りることになりました、私は曇っていても予定時間ぎりぎりまでみなさんから外れて撮影練習をしていたので、もう少しで捜索願が出されるところでした(笑)

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フェアバンクス 1日目後半 2013/12/22

  ここからは日本に帰ってきてから書いています。
 今日の昼食はおにぎりです。日本を出発してから見かけ上6時間早くなって朝と昼を迎えていますので、短時間に食事が連続しているため軽食になっています。
 ただ、このおにぎり、ちょっと硬い、フレークなども入っているのですが、ご飯の味がしないので、塩を振りかけて食べました。でも完食です。
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 一寝入り後、現地スタッフによる「世界一分かりやすいオーロラの話」があり、一般的なオーロラの解説や、なぜアラスカ・フェアバンクスなのかのお話がありました。パワーポイントには少し難しい内容も入っていましたが、そこはほぼ飛ばして楽しい解説に徹しておられました。
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 解説の後はここで防寒着の貸出です。
 上着、ズボン、ミトン、靴の4点セットです。
 これだけでもかなりの重量です。軽くはありません。
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 衣装合わせが終わると、いよいよ今日の目的地チェナ温泉に向かいます。
 約100km、1時間半ほどの行程ですが、バスに乗るとすぐにスーパーに買い出しで立ち寄ります。
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 飲料水などの確保が目的なんですが、私の飲料水「アラスカビール」もリカーショップで確保いたしました。
 ただ、スーパー滞在がわずか30分しかないので大慌てでした。
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 真っ暗やみの中ひたすらチェナ温泉に向かいますが、雪道しか見えません。
 運転席のフロントガラス以外は凍りついて何も見えません。
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 チェナ温泉に到着すると、アクティビティセンターでオリエンテーションです。
 日本人スタッフの方が多くおられるので、すべて日本語です。
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 宿泊ロッジに入ると、まずは先ほど買い出したアラスカビールで喉をうるおします。
 そうそう、ビールを買う時にお店の人に英語でなんか言われたのですが良く分からない・・・手振りで、「栓抜きをもっていますか」みたいだったので栓抜きも購入しました。
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 ここのロッジには冷蔵庫がありませんが、外は天然の冷蔵庫、でも窓が開かないので雪をかき集めてビール冷やしです。ここの雪はふかふかです。
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 ビールで一息ついたあと夕食です。
 夕食は名物のハリバット(おひょう、巨大なヒラメ?)料理です。
 ちょっと味は淡白でしょうか。
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 チェナ温泉は「温泉」ですから温泉があります(笑)
 天然温泉露天風呂もありますので、早速、疲れをいやすために入ります。
 水着着用で水(湯)深が1.4mぐらいあり座ることができません。
 今夜の気温は-12℃ぐらいなので、こことしては大したことがないのですが、更衣室から露天風呂に出るまでは水着で歩かなければいけません。ビーチサンダルとバスタオル2枚を羽織って移動します。これが-30℃にもなるとかなり厳しいでしょうか。
 でも、温泉温度は適温で首までつかると体が温まります。
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 いよいよオーロラ観測なんですが、ずーっと粉雪がしんしんと降っています。
 あまり撮影の準備をする気が起きないのですが、出発直前に作ったカメラ三脚の下駄?を確認です。
 雪に沈まないようにあった方がいいと、星仲間の経験者の指導によります。
 排水溝のプラスチック製の蓋に穴をあけただけなんですが、うまく使えるでしょうか。
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 アクティビティセンターで晴れるのをひたすら待っているのですが、他の人の用意しているカメラなどを見ていると、カメラを保温する工夫をしている人が多いようでした。
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 私はカメラ保温はまったくしない予定です。
 今夜はチェナ温泉の敷地内での観測で、セスナ機の滑走路が観測場所になります。
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 午前3時まで待機しましたが、晴れる気配は全くなしで、あきらめて寝てしまいました。

 ツアーでのオーロラ観測機会は4夜あるのですが、まずは1敗目です。       

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フェアバンクス1日目 2013/12/22-23

 12月22日冬至の日、プライベートの旅行でオーロラ見学?のためのツアーに参加し4泊6日の旅に出ています。
 関空、19時25分出発で、JALチャーター直通便でフェアバンクスまで7時間30分で到着です。
 飛行機に乗っている時間はあわただしく、まずは軽くビールです。
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 ちょっと物足りないなーと思っているとすぐに夕食です。
 で、今度は白ワインです。
 食事は焼きそば定食?
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 そして気持ち良くなって一寝入りすると、もう朝ごはんです。
 正確にはパンとコーヒーとサラダだけでしたけどね。
 日本時では23日の午前2時です。
 でも、フェアバンクス時では22日の午前8時です。
 機外を見ても真っ暗・・・
 星も見えています。
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 残念ながらオーロラは見えませんでした。

 フェアバンクス空港に午前9時に到着、出迎えの白くまくんと記念写真です。
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 空港の外は雪、マイナス12℃でまだ温かい方だそうです。
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 今、フェアバンクスのホテル、Westmark HOTELで時差ボケ解消のため休憩中です。
 ここは無線LANがあってこの記事を書いています。

 この後チェナ温泉に向かいますが、この天気ではどうなりますやら・・・
 まあ、自然とお付き合いするしかないですね・・・    

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