望遠鏡

C14のバランスウエイト 2017/03/02

 今さらながらなんですが、C14が載っている架台は自作でオンボロふにゃふにゃで、C14の重さにぎりぎりです。
 できるだけガタを出さないように全体のバランスが西側を重くすることによってなんとか使える状態にしていました。
 最近、ZWO ASI 290MMでの撮影ではできるだけ高速フレームレートでキャプチャできるようにトリミングモードの ROI で撮影しています。
 ROIのサイズが 1024x900ピクセルで、16ビットSERファイルで 約 99fpsを確保しています。
 木星のサイズが、約 860ピクセルです。
 ここのところ衝が近づいて木星がじわりと大きくなってきているのですが、オンボロ望遠鏡はピリオディックエラーも大きいので、写野の中心近くに木星をとどめるのはガイドをしなくてはいけません。
 ところが架台のバランスが崩れているので思ったように動かなくなってきました。
 ROI は大きくするとフレームレートが下がってしまうので、できれば下げたくはありません。
 そこで、もう少しスムーズにガイドできるように鏡筒や架台のバランスをある程度とることにしました。
 早い話が、鏡筒とフォークに重りを付けただけです。

 一つは、C14の鏡筒の先にタカハシのP型のバランスウエイトを1個付けました。
Img_1036w800

 もう一つは、東側のフォークにもう一つのバランスウエイトをくっつけました。
Img_1042w800

 この時点では筒先が少し重たい状態ですが、撮影装置を付けるとほぼバランスが取れるのではないかと思っています。

 上手く行くと良いなーっと思っていますが、実際に撮影してみないと微妙なところは分かりません。

 工作と言うほどではありませんが、一歩前進でしょうか。

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C14の筒内気流 2017/01/30

 上空のシーイングが悪い気流は良く撮影するのですが、筒内気流そのものを撮影することは最近なかったように思うので、久しぶりに1月28日の夕刻よりC14の筒内気流を撮影してみました。
 撮影方法は、今回、ピンボケ法でPCカメラ(ZWO ASI224MC)を焦点を外し、大きく外側に持って行っています。
 オリオン座のリゲルをピンボケにして撮影しています。
 いわゆる外像ですので、望遠鏡で覗いたまんまの位置関係なので、上下関係が逆さまになっていますので、ご注意ください。
 つまり、上が下、下が上です(笑)
 筒内気流以外の気流も見えていますので、判断して見てください。
 基本的には筒内気流対策のファンは使わずに、自然の温度変化によるいわゆる馴染みを見ています。
 ⊿Tは主鏡の温度と外気温との温度差です。
 スタート時には主鏡温度が18.5℃、外気温が11.5℃でした。
 終了時には主鏡温度が8.5℃、外気温が8.3℃になっています。
 スタート後、約4時間で概ね筒内気流は静かになっています。
 最後の二つのムービーは鏡筒の前に手を持っていったものと、ファンをオンにしたものです。

 温かい手を筒先に持っていったものでは、激しい気流が良く見えて楽しいですね(笑2)

 上下方向が逆さまですと、ちょっと見づらいので、次回は内像側で撮影してみることにします。

 筒内気流を見ていて楽しいことはありませんが、高解像惑星撮影では気にしておかないといけない要素だと思います。

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フリップミラー修正 2017/01/05

 去年から新しいフリップミラーを使っているのですが、ストレート側とミラー側で若干位置が違いました。
 まあ、それでも写野を飛び出す訳でもないので、それなりに使っていましたが、やっぱり合っている方が良いなと思い、このフリップミラーはミラーの傾きを調整できるのが売りの一つなんでやってみました。
Img_0663w800

 ヘックスキーで6本の押し引きネジを動かして調整するのですが、思ったより難しい!
 なんというか再現性が乏しいので、エイヤッってやるしかなく、随分と時間がかかった割には、あまり追い込むことはできませんでした。
 いちおう地上の景色をミニボーグED60を通しているのですが、柔なカメラ三脚に載せているので余計にふらふらしています。
Img_0661w800

 まあ、大体でもイイでしょうか(笑)

 まぁ、写野からでなければナントでもなる・・・かな・・・

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C14仲間 2016/10/23

 私と同じように、C14シュミカセを駆使して惑星を撮影している月惑仲間がいます。
 最近、ブログを立ち上げられたのですが、C14の筒内気流への対処が、私とはちょっと違う視点からのアプローチですので、紹介させていただきます。
http://iwalab.blogspot.jp/p/c14.html

Iwalab

 私みたいに、C14鏡筒に穴を開けたりしないで、鏡筒内にコルクシートを巻いて断熱型でのアプローチです。

 筒内気流が惑星撮影に影響があることは広く知られてきているとは思いますが、まだまだ過小評価されている部分もあって、筒内気流防止行動を取っておられない方々も多いかと思います。
 しかし、高解像の惑星撮影に於いて、私は筒内気流防止行動は必須だと思っています。
 決してシュミカセだけの問題ではありません。

 iwaLabさんのテクニックなどを見て、ぜひ対策を取ってみてください。

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ADC Checker  2016/07/30

 惑星撮影時に惑星の高度によって起こる大気の色分散を補正するためにウエッジプリズムを使って逆の色分散を起こし、打ち消すことによって色ズレを無くす装置をAtmospheric Dispersion Corrector(ADC)と言います。今年はZWOから割と安いADCが販売されたこともあって、けっこう普及?したようです。
 しかし、実際使って見るとプリズムの強度や作用角が分かりにくくて使いづらい。
 で、なんか良い方法はないかと、Visual BASIC 6 を使ってプログラムを組んでいました。
 カラーPCカメラの画像をRGBに分解して、その輝度重心を分かりやすく表示できれば良いのではないかと・・・
 で、Windows7の32ビットで作っていて、これでなんとか使えるかなとなったところで、64ビットのマシンで動かすと表示が上手く行かない、で、色々して試したのが下の画像です。
 ちゃんとプログラムの理屈が分かっている人がやれば簡単な?事なんでしょうけど、私には右往左往の繰り返しです。
Img_2030w800

 左上の枠内にRGBの十字線が表示されていますが、これが火星像の色ズレを表しています。
 でも、も一つ色ズレ感度が良くないし、直接自分の眼で火星像を見た方が速い感じがしていて開発は止まっています。
 で、私でない人が同じようなものを作っています。
 FireCapture2.5betaに、ADC Tuning と言うのがあって、キャラクターの○丸で色ズレを表しています。
20160718fc2adc4w800
 プロパティでフレームを加算したりできるので、こちらの方が良いかと(笑)
 ただ、こちらも思ったほど完璧ではないようで、使う人の技量が試されそうです。
 大気による色ズレは大きいようでも、見た目に分かりにくいので、慣れが必要ですね。

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C14の後部排気ファンの有用性 2016/06/15

 ベランダのC14は筒内気流を防止するために筒先側に12cmファンを2台、吸気用として設置、後部セル側には8cmファンを排気用として3台設置しています。
 昨夜はまずまずのシーイングで、ファンの振動も完全にゼロとは言い切れないので(筒先側の12cm吸気ファンは明らかに振動するので撮影中はOFFにしています)、後部の排気ファンをOFFにして撮影していると、どうも土星の環のカッシーニの隙間がだぶついているように見えました。
 そこで、後部排気ファンをONにしてみると、ダブりは一気に小さくなりました。
 これをユーチューブに載せてみました。
 左上から斜め右下へずれているのですが、左上のカッシーニの隙間が分かりやすいです。できればハイビジョンサイズででっかく見てください。

 この動画の時間差は2分です。
 この時の主鏡と外気温の温度差は、約0.6℃しかありません。
 この動画をAutoStakkert!2でスタックし、Registax6でウエーブレットしたモノが下記画像です。
C14rearexhaustfanonoroff

 後部排気ファンOFFの場合、左上のA環、本体の右下、右下のB環、A環の中にダブりの姿が良く分かります。

 OFFの時でもエンケの隙間が写っていますが、誰も信用してくれないでしょうね(笑)

 昨夜は火星の後半から土星の前半がダブっていましたのでがっくりでした。
 でも気づいて良かった訳ですね。

 と、言いながら筒内気流防止ファンの有用性をアピールしているところです。

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L6470のしゃっくり 2016/05/26

 以前に書いたのですが、C14用に改造した架台の赤経駆動にはマイクロステップ駆動可能な L6470 と呼ばれるステップモーターのドライバを使っています。
 しかし、超低速になった場合、マイクロステップがスムーズに動かず、一部飛んでしまうことがありました。
 いちおうコマンドで、低速回転補償のコマンドがあるのでそれを入れて使っていました。
L6470lowspeed00

 約半年間それなりに使っていましたが、やっぱりまだ完全に補償されていなくて、しゃっくり状態を示していました。ただ、その量は僅かなので、シーイングが悪いと埋もれてしまうのですが、先日のシーイングの良かった火星のしゃっくりを見て決断しました。
 ギヤーヘッド付きのパルスモータに換えようと。ギヤーへッドを付けると、そのギヤー比分に合わせてしゃっくりの量は減るはずです。

 今まで使っていたパルスモーターは、オリエンタルの PKP246D15A-L で、4cm角でパワーのある2相型ステッピングモーターです。
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 交換したパルスモーターは随分と昔に大阪日本橋で購入した 18対1 のギヤー比を持ったもので、オリエンタルの PX243G01-02A で、同じく4cm角 2相型ステッピングモーターです。リード線は6本出ていますが、そのうちの4本を使ってバイポーラ型として使いました。
 ギヤーヘッドはついていますが、全長は偶然にもいっしょの 90mm なっています。
Img_1980w800

 架台へも取り付けは同じ金具を加工せずにできました。
Img_1999w800

 赤経駆動全体としては180:1のウオームホイール、4:1の平ギヤー、18::1のギヤーヘッドと言うことになります。
Img_2002w800

 その結果をユーチューブの動画で見てください。
 最初が5月18日のしゃっくりのある火星像です。後半が5月23日のギヤーヘッド付きの火星です。どちらもC14にZWO ASI224MCで撮影、分かりやすいように撮影時より輝度を上げています。ついでに言うと、元キャプチャー動画はSERファイル16ビットのモノクロで保存されていますので、これをSER PLAYERでディベイヤー(カラー化)してAVI動画に変換しています。元は100fpsでキャプチャーしていますがユーチューブに載った時にどうなっているか良く分かりません。

分かりますでしょうか。

 半年間しゃっくり状態で撮影していたのですから、大した量では無いのかも知れませんが、気分的にはこれで穏やかに過ごせます(笑)

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惑星撮影拡大システム 2016/04/07

 台風のような嵐が通り過ぎました。
 で、関係なく惑星撮影のための拡大システムを構築するために、ポチリました。
 エレクトリックシープさんのフリップミラーです。
Img_1328w800

 今まで使っていたのはビクセンのフリップミラーですが、望遠鏡への接続が2インチバレルなので、どないかしたいなと思いながら、あちこち見ていると、こちらのフリップミラーは全ての接続がT2ネジになっているので購入してみました。
Img_1336w800

 ミラーボックスの長さはビクセンさんの方が短いのですけどね。

 何せいっぱい繋がないといけないのでややこしいんですが、図にしてみました。
 上が、現状システムで、下がこれからのシステムです。
1w1600

 C14に取り付けて、上が合成約F=約40、下が合成F=約30になります。

 ZWO ASI 178MMはピクセルピッチが 2.4μm で小さく、今までのシステムだと拡大し過ぎで、実際の撮影では上側のシステムで有りながら、178MMを使う時にはビクセンのフリップミラーごと外して2インチのフォルダーに直接178MM を取り付けて撮影していました。
 狭いチップの上に惑星を持ってくるのも、フリップミラーが使えないと不便この上ありません。
 カラーPCカメラZWO ASI224MCは良く写りますが、ZWO ASI 178MMのL画像も良く写りますので、やはりLRGB撮影システムを構築するため、この状態になりました。
 これでもまだ 178MM にとっては拡大し過ぎかも知れません。

 適正な拡大率を構築するのはなかなか難しいのですが、色々な条件で確かめてみたいと思います。

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雨 2016/04/07

 今日は朝から雨です。満開の桜もそろそろ散り始めですが、雨に流されないようにもう少し楽しませて欲しいものです。
 ベランダのC14も雨に打たれています。
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 バイクカバーで覆われたC14ですが、先日の雨の時に少しカバーと通り越した水分が見られましたので、さしあたりのために防水スプレーを吹き付けておきました。
 今日の雨にどれぐらい撥水しているかを確かめてみました。
Img_1375w800

 まずまず雨をはじいているようです。
 バイク用のカバーは完全防水ではありませんので、時折、防水スプレーによるメンテが必要なようです。
 今回使った防水スプレーは、子どもたちがスキーに行く時に使った残りもので、これが良いからと使った訳ではありません。
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 まぁ、頻繁に振り掛けることでしょうね(笑)

 C14もがんばってもらわないと困りますからね・・・

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2インチフォルダー 2016/04/05

 2インチフォルダーを買い出しに出かけました。
 時間を有効に使うために、電車賃節約でチャリンコにまたがり、梅田の協栄産業まで往復4時間のお出かけでした。
 世は桜日和ではありませんか。
 堺を出て天王寺を通過し、谷町筋を北上すればそこは天満橋、桜見物の人が平日にもかかわらずいっぱいです。
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 公園の中には桜の下で楽しんでいる人も多いですが、夜の宴会のために大きなブルーシートもいっぱい敷き詰められていました。
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 宴会をしたいところですが、ひとりでは寂しいのでパス(笑)

 で、協栄産業で購入したのがボーグの2インチフォルダーSⅡです。
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 どこに使うかと言えば、C14に付けているカサイの V-POWER接眼部の2インチフォルダーが柔と言うか、しっかりフォールディングしてくれないので、これに置き換えることにしました。

 このフォルダーだけでもイイ値段しますね・・・

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