2020年10月
10月25日(UT)の火星をまとめムービーにしてみました。 2020/10/28
10月25日(UT)の火星をまとめムービーにしてみました。
少しずつ小さくなってきた火星ですが、まだまだ良く写ります。
10月20日(UT)の火星をまとめムービーにしてみました。 2020/10/22
10月20日(UT)の火星をまとめムービーにしてみました。
写りとしてはこの後の時間帯方が良いのですが、こちらは大シルチスが正面に来ていますので、こちらにしました。
シーイングとしてはまずまずですが、それほど良いと言うわけではありません。
スタックしても繋ぎ目破綻が多く、何度もやり直しました。
それでもこんだけのディティールが出てくるので不思議です。
火星 2020/10/14-15
ほぼ衝、の火星です。
10月6日は最接近の日で、衝は14日か15日、14日は黄経の衝、15日は赤経の衝でややこしく、これにUTが混じるともっとこんがらがるので、ほぼ!衝!なのでアール(笑)
最接近と衝がずれているのは、火星が大きな楕円軌道を歩んでいるかららしい。
若干、北極地方が欠けているものの、ほぼまん丸な火星です。
大シルチス付近や北極地方、太陽湖あたりが雲や靄で白っぽく見えています。
お天気予報では晴れマークが付いていましたが、夜に入って晴れたのは一瞬でした。
LRGB画像が不充分ながらも1セット撮影することができただけ。
シーイングも、これから良くなりそうだと思っていたところで雲がやって来ました。
Autostakkert!3のDrizzle1.5xで拡大スタックした画像で、イマイチ切れが悪いですが、そのままのサイズで上げています。
ノイズも枯れ木も山の賑わいの精神で参っておりますので、1メートル離れてご覧ください。
後は小さくなっていく火星ですが、もう少しの間粘りたいと思います。
火星通信 2020/10/13
私の撮影した火星画像は、火星通信にも報告させていただいています。
10月12日分に上げていただいているのですが、私が見たときにはちょうど、Damian PEACHさん、 Edward GRAFTONさん たちと並んで掲載されていました。
お二人とも、私がC14に行くための原動力を与えてくれた方々で、私は並んでいるだけでとても嬉しい。
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/201012.html
火星 2020/10/11-12
晴れそうで晴れない時間が続いていましたが、21時過ぎに晴れてきました。
慌てて撮影準備し、辛うじてLRGBを1セット撮影するころに曇ってきました。
晴れるまでは北からの低い雲だったのですが、今度は南からの低い雲です。
短い時間でしたが、シーイングは良好で、最接近の日よりも良く見えていました。
サバ人の湾から太陽湖までのディティールが写りました。
完璧とは言えませんが、これ以上も難しいかと思います。
Autostakkert!3のDrizzle1.5xで拡大スタックした画像を、そのままで処理していますので、ちょっとでかいです。
モニター上で火星が20cmぐらいになるようにして、1メートル離れてご覧ください(笑)
キャプチャー中から良く見えていました。
後ろを振り向くと雲が南西からやって来ました。
(キャプチャー中は何時も空に背を向けています)
低層の雲は、ひまわりの赤外画像で微かにしか出てこないので、予測が付きません。
Windyでは3000mあたりまで強風が吹いていないようです。
台風14号はまだ居ますが、直接の影響は無かったようです。
ベランダでの仮画像処理ですが、気持ちよく模様が出ていました。
晴れ間は小さかったですが、これぐらいのシーイングが何時も欲しいですね。
火星の衛星 2020/10/09
10月2日(UT)に撮影していた火星の衛星フォボスとダイモスを、やっとこさ画像処理しました。
キャプチャ中、フォボスはそこそこ見えていましたが、ダイモスは見えているかも知れない程度でした。
露光が1秒と長いので良シーイングが必要ですが、かなり厳しいシーイングでした。
火星本体は露光がミリ秒の世界でナントかなっていますが、1秒露光はモロに気流の受けていて、衛星は点にはなりません。
5フレームをアニメGIFにしてみましたが、雰囲気が伝わるか・・・画像をクリックして見てください。
Autostakkert!3では上手くスタックできなかったので、TIF画像に書き出し、良好な35フレームを、ステライメージ8で手動の基準点指定してコンポジットしてみました。
なんとか見えるようになりました。
火星本体は直近のモノをはめ込み合成です。
位置の確認はWinJUOPOSのシミュレーションを使っています。
火星マップを自分のモノに置き換えています。
衛星の白点は小さいので見えないかも知れません。
昔は20cm反射の眼視で見たことがありますが、今は全く無理です(笑)
プラネタリウム研修オンライン 2020/10/08
プラネタリウム業界の研修も、新型コロナの影響で、みんなが集まるのは中止になってしまいました。
そこで、ネットで集まって研修会が開催されるのですが、それのプレイベントとして研修会講演が開かれました。
今日の講演は、明石市立天文科学館のInoueさんによる「時」の記念日100周年にまつわる「時間」のお話でした。
その中で、私の惑星撮影に関わるインタビューも組み込んでいただきました。
有名なInoueさんです。
進行役には大阪市立科学館のWatanabeさんがあたられ、横には佐伯恒夫さんの火星儀が置かれていました。
全体のお話は置いておいて、私の部分だけをメモカメラで撮影です。
火星最接近のムービーを紹介に使っていただきました。
私のお話は惑星しかないのですが、これは1970年、50年前のトライ-Xで撮影した木星で、露光1秒以上かけないと木星はまともに写りませんでした。
それでも、このぐらいしか写っていません。
今ではCMOSカメラを使えば100分の1秒露光でこんなんが写ります。
ディティールが偉い違いですね。
1970年ごろは撮影した惑星よりも、眼視スケッチが主流で、大阪市立電気科学館の佐伯恒夫さんは、惑星観測の世界的なエキスパートで、私のスケッチなんかは遠く及びませんでした。
このスケッチの大シルチス辺りは凄いのですが、現在のCMOSカメラでは写せばもっとディティールが写ります。
惑星写真としての露光は、トライ-Xの1秒露光から、CMOSカメラによる500分の1秒露光に変わり、大幅な解像力アップになりました。
ミリ秒を扱う時代になりましたが、ここまでに50年を費やしています。
時の記念日が100周年ですから、実にその半分の半世紀を使っています。
と、言うお話をさせていただきました。
上手く話せたとは言えませんが、惑星のことを喋らせていただいて感謝です。
ありがとうございました。
準大接近の日の火星まとめムービー 2020/10/07
火星が地球に最接近した10月6日(UT)の火星を、まとめムービーにしてみました。
シーイングは全体的に良くなく、この画像の時だけまずまずのシーイングになりました。
後もうひと息の詳細は足りませんが、このシーイングの下では良く写った方だと思います。
10月2日(UT)の火星をまとめムービーにしてみました。 2020/10/07
10月2日(UT)の火星をまとめムービーにしてみました。
シーイングも良い方で、ディティールも捉えることができていると思います。
太陽湖、シレーンの海、オリンポス山が見えています。
9月28日(UT)の木星をまとめムービーにしてみました。 2020/10/06
9月28日(UT)の木星をまとめムービーにしました。
シーイングはもひとつでしたが、大赤斑やNTBs Outbreak(1st)、永続白斑BA、衛星Ioが見えています。
不思議なHDMIケーブル 2020/10/01
惑星観測用のパソコンは撮影のたんびにベランダへ持ち出して使っています。
21インチモニターも運んでいって、ベランダでパソコンとモニターを接続しています。
パソコンとモニターの接続にはHDMIケーブルを使い、約10年ほどそのまま利用してきましたが、最近、HDMIケーブルを揺すったりすると、モニター画面がブラックアウトするようになり、ケーブルの断線かコネクタの接触不良と考えて、新しくHDMIケーブルを購入しました。
コネクタは金メッキがされていて、接続は安定しそうです。
さしあたりブラックアウトの不具合はなくなりました。
不思議と言うのは壊れた古いHDMIケーブルが起こす現象で、今でも私は理解できていません。
断線モードの不具合は不思議ではありませんが、それ以外に2個の不具合があって理解できないのです。
ひとつは赤いノイズです。
火星をキャプチャしていると、ファイヤーキャプチャの画面に赤い点々ノイズや赤いラインノイズが現れるのです。
ファイヤーキャプチャのウィンド枠をドラッグするといっしょに赤いノイズも動くのです。
ええっ!なんでHDMIケーブルの故障で赤いノイズをドラッグできるのか意味が分かりません(笑)
カメラが壊れているのかとも思いました。
ふたつ目は、惑星撮影でフィルターを交換するときに、電動フィルターホイールを使っています。
この電動フィルターホイールは手動電動で、パソコンとは全く繋がっていません。
で、あるのに電動フィルターホイールを回転させて、フィルタとフィルタの間で惑星の光がファイヤキャプチャに届かなくなると、PCモニタがブラックアウトするのです。
理解できない・・・
壊れたHDMIケーブルのコネクタです。
新しいHDMIケーブルに換えて、今のところこれらの現象は出ていないので、原因は壊れたケーブルだと思うのですが、未だに信じられない・・・
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