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L6470ステップモータドライバの壊れた考証 2020/02/06

 2015年ごろから望遠鏡架台の駆動にはL6470ステップモータドライバを使っているのですが、約5年の間に3個のL6470が動かなくなってしまいました。
 この3個とは別に、初期の実験段階の初歩的ミスで壊してしまったことはありましたが、この3個は、ある日突然の壊れでした。
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 まぁ、使い方が悪いのだろうとL6470を交換してきましたが、最近、電気に詳しい仲間がサージによる崩壊だろうと推測してくれました。
 いろいろ、ステップモータドライバのことをネットで勉強すると、MOSFETを守るダイオードとか逆起電力から守るシステムとかが必要で、それを備えていると、ステップモータドライバを作っている企業のサイトでは述べられています。
 仲間が書いた必要なサージ対策回路です。
Img_6018w800

 ただ、サージ対策の回路が含まれていると言うステップモータドライバを表現した企業は、私が見たサイトの中ではありませんでした。
 教科書のような「ステップモータの使い方」、「ドライバ」の解説ではサージ対策が必要だとは書いてありますが、現実的には、そのような回路を含んだステップモータドライバは、私が買えそうな範囲ではありませんでした。
 仕様書で、「一瞬でも最大定格電圧を超えたものは補償しません」とあるのがその対策だと思えます(笑)
 私より、頭が百倍も千倍も良い人たちが、初歩的と思われるサージ対策を考えていないとは、どうしても思われないのですが・・・
 さしあたり私が持っていた、ダイオードやCRのスナバを見つけましたが、いまいち回路が把握できません。
Img_6011w800

 然は然り乍ら、3個のL6470が突然壊れたのは事実ですから、なにか対応しなくてはなりません。
 恒星駆動のステップモーターは常に回転していて、観測終了時はステップモータの回転停止作業はせずに、いきなり電源を切るのが普通です。
 この時にサージを生じている可能性があります。
 L6470はマイコンのアルドゥィーノからいろいろコマンドでできますが、ステップモータの回転を停止してから電源をOFFすれば良いのではないかと考えました。
Img_5997w800

 L6470からステップモータを停止するコマンドが4種類あります。
1、Soft_Stop:指定した減速期間の後にモータを停止します。(保持トルクあり)
2、Hard_Stop:直ちにモータを停止します。(保持トルクあり)
3、Soft_Hiz:指定した減速期間の後に、ブリッジをハイ・インピーダンス状態にし、モータを停止します。(保持トルク無し=手で回せます。)
4、Hard_Hiz:直ちにブリッジをハイ・インピーダンス状態にし、モータを停止します。(保持トルク無し=手で回せます。)

 3番の Soft_Hiz が、今回の目的に合っていると思います。
 つまり、停止中に保持するための電気が流れていませんので、ここで電源をOFFしても、サージは起こらないと思われます。
 で、ステップモータ停止スケッチ(プログラム)を加えてみました。
 赤経駆動の巡回メニューの中に停止(Soft_Hiz)を入れたので、10秒間だけしか止まりません。
 ので、停止後、10秒以内に電源を切らないと行けません、10秒過ぎるとまた動いてしまいます。
Img_5990w800
 さしあたり、ここまでです。
 備忘録も兼ねていますので・・・すみません。

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