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気流の高さを表示 2020/01/22

 去年の暮れにフォーカサーのピント位置を表示できるようにしました。
 そこで、もう少し欲が出てきて、焦点からの位置が分かれば望遠鏡からの距離が計算できるのです。
 もちろん天体は基本無限大ですが、焦点位置からピントを外にずらしていくと、えげつない気流の筋すじなどにピントが合います。
 この筋すじのピント位置が望遠鏡から気流までの距離になります。
 計算プログラムを追加すれば可能なはずですね。
 L6470ステップモータドライバとArduino nano の組み合わせです。
 今回、実験用に1台のL6470ドライバを組み立ててみました。ステップモータはオリエンタルのPKP246D15Aです。
Img_0112w800

 簡単な計算プログラムでいけるはずだったのですが、思ったより苦労しました。
 プログラムのミスでまともに動かないと思っていたら、結局ステップモータのPKP246D15Aの設定パラメータのトラブルだったのです。
 これに気づくまで随分と時間を要しました。
 分かってしまえば後は簡単です。
Img_0122w800

 Arduinoのスケッチ(プログラム)は、0÷0でエラーが出ないで、無限大(inf)が出るんですね、感心しました(笑)
Img_0126w800

 スケッチができ上がれば、フォーカサーのステップモータで動作確認です。
Img_0131w800

 動作確認ができれば、望遠鏡に使っているコントローラーのArduino nanoに書き込みです。
Img_0139w800

 ちゃんと動作し表示されました。
 ホントは高度の計算には、天体位置の座標計算が必要ですが、今回は簡単に高度30°として簡易計算しています。
 今シーズンの火星や木星に合わせています・・・変化しますが・・・。
Img_0148w800

 こんなんして何になるねん、と、言われるかも知れませんが、惑星撮影ではシーイングと言う一番大事なことに関わる気流状態を把握することは、とても大事なことと考えています。
 Windyなどの高度別の気流予報が出ているものと比較しながら、良い気流を待ちたいものです。
 いまだに、ジェット気流に悪シーイングを押しつけている人に、現実の悪気流はもっと低い空気の濃い、屈折率の高い気流に影響を受けていることをお伝えしたいと思います。
 まぁ、私が言ったぐらいでは無駄かもしれませんが、ボチボチと認識されたらイイナーっと思っています。
 自己満足かもしれませんが(笑2)

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望遠鏡」カテゴリの記事

コメント

私は全く電子工作が出来ないのですが、とても興味深いチャレンジですね。
仰せのように、月・惑星のシーイングには地上に近い大気濃度の高い部分の流れが影響すると感じています。
私は海辺に棲んでいますが、Windyでは同じような上空大気の流れの範囲でも、同じ様な時刻で少し海岸から離れた地域で素晴らしいシーイングに恵まれていると思われる画像を見かけます。
本気で惑星撮影をするならば、海から奥まった平野の高層階に住居するのが好ましいとは思っています。
今回開発された悪シーイング距離測定器?が普及すればどのような居住環境が惑星撮影に最適か解ってくるような気がします。
その結果、日本に惑星村が出現する鴨。
続報を楽しみに致します。

投稿: voyager_camera | 2020年1月23日 (木) 10時31分

voyager_cameraさん こんにちわ
 世界中の良シーイングの惑星観測者は、おおざっぱに言って海の近くで観測されている方が多いです。
 海の近くと言っても海岸という意味ではなく、海からの風がやって来る平野部と言うところでしょうか。
 日本のように山を越えてきた気流は厳しいと考えます。
 偏西風やその上にあるジェット気流は、確かに日本の上空を通過しますが、これが主原因なら日本列島がほとんど同じシーイングになります。
 近くに川や湖がある、山がある、などによってシーイングも変化しますし、マンションの高層階からも条件が変わると考えます。
 もちろん、筒内気流を含む環境気流にも影響を強く受けます。
 私は概ね3000mぐらいから地上までの気流が、シーイングに対する影響が強いと思っています。
 気流の位置を見分けながら、ぼちぼち惑星撮影を続けていきたいと思っています。
 ありがとうございます。

投稿: RB星 | 2020年1月23日 (木) 14時07分

RB星さん、こんばんわ。
> 海の近くと言っても海岸という意味ではなく、海からの風がやって来る平野部と言うところでしょうか。
 私は海岸から400m位に棲んでいるので海上の風の流れの影響をまともに受けます。
平野部の止まっている大気と混ざり合う地域なのかなと思います。
> 私は概ね3000mぐらいから地上までの気流が、シーイングに対する影響が強いと思っています。
納得です。
富士山の5合目で惑星撮影に挑戦したことが何度かありますが、標高2500mから地上の明かりと上空の星の瞬きを見比べると、地上の明かりの瞬きが凄いんです。
何時もはその地上から惑星を見ているかと思うと、標高の高い大気濃度の薄い方が撮影に有利と感じます。
それで富士山で惑星撮影に臨むのですが、ある時ピントがどこだか解らない物凄く酷いシーイング状態に遭遇したことがありまして、一般的には標高3000m以下の大気状態が支配的な感じですが、山の中腹では別の風の流れもあるので標高が全てを決めるわけでは無いのかとも思っています。
一般的にはマウナケアのように海洋中の独立峰山頂が理想で、日本のように大陸の東縁地域の中緯度帯は偏西風の影響もあり不利ですね。
日本で生きているので受け入れるしかありませんが・・・フィリピンなどは良さそう。

投稿: voyager_camera | 2020年1月24日 (金) 02時57分

voyager_cameraさん おはようございます。
 富士山は2回ほど登ったことがありますが、惑星を見たことはありません。
 3000mと言っても富士山のような独立峰で雲が湧くようなところはシーイングが悪いと思います。
 惑星界ではピクドゥミディ天文台の逆転層から上での観測で、良好なシーイングが知られています。
 偏西風やジェット気流は影響がゼロと言うわけではないので、もちろん無い方がイイかと思います。
 マウイ島のハレアカラ山頂(標高3,055m)にある60cmでも、いつもシーイングが良いとは言えないそうです。
 セブ島やバルバドス島が良さそうですが、簡単には行けそうにはないですね。
 2018年7月に海洋性の良シーイングを期待して一月間、沖縄、糸満市に行きました。
 完全に止まるシーイングは無かったですが、堺のベストクラスのシーイングは時々ありました。
 でも、快晴、ど快晴がないので疲れました。
 さしあたり、今、住んでいるところでがんばらないとですね(笑)

投稿: RB星 | 2020年1月24日 (金) 09時54分

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