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ダミアンピーチDVD勉強会 2015/01/11

 去年(2014年)8月にイギリスの惑星撮影の第一人者、ダミアンピーチさんが高解像天体写真のチュートリアルDVDを発売され、私はそれをいち早く購入しました。
http://www.damianpeach.com/dvd.htm
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 でも中身はダミアンピーチさんが2時間半にわたって喋りまくる内容で、英語のできない私には付いて行けない状態でした。
 一部のAutoStakkert!2の処理などの画像がでてくるところは類推できるのですが、お手上げ状態でした。
 今回、星仲間の友人に英会話の先生が居られるので、このDVDを見ながら、同時?通訳?をしていただけるようになりました。
 アル先生の通訳?でDVD勉強会をすることになりました。
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 大阪の福島に集まり、英語のシャワーです。
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 全部のメニューを消化することはできませんでしたが、AutoStakkert!2の使い方やRegistax6の使い方、Q&Aなどを中心に勉強しました。

 このDVDの内容は、
1、AutoStakkert!2 Introduction(5.5分)   
2、Jupiter with AutoStakkert!2(6分)
3、Lunar with AutoStakkert!2(7.5分)  
4、Mars with AutoStakkert!2(7分)
5、Saturn with AutoStakkert!2(5分)   
6、Solar with AutoStakkert!2(8分)
7、Cameras(17分)                      
8、Telescopes(20分)
9、Atmospheric Dispersion(12.5分)   
10、Photoshop Intro(18分)
11、Q&A Session(28分)        
12、Registax 6 tutorial(17分)
13、Seeing & Weather(19.5分)    
14、WinJUPOS Intro(16.5分)
15、WinJUPOS Animations(11.5分)  
16、WinJUPOS De-rotation(12分)
17、WinJUPOS Maps(16分)

 学習した内容を憶えている間に箇条書きすると、
○スタックソフトはRegistax6よりもAutoStakkert!2の方が良い。特にAutoStakkert!2はコントラストの弱い画像に強い。
○Registax6はシャープ画像処理で使うと良い。
○Registax6のマルチポイントは数を少なく。リム周りを外すこと。
○AutoStakkert!2のマルチポイントボックスは大きめを使用すること。
○AutoStakkert!2のマルチポイントを手動で置くとき、リムではなく惑星の内側のグラディエーション部分に置くこと。
◯AutoStakkert!2のマルチポイントを木星の場合は縞模様に合わせておくこともあり。
○望遠鏡は高精度の物を購入すること。
○望遠鏡はいつも調整して完璧な状態にしておくこと。光軸調整だけでなく温度管理も。
○ピント合わせは恒星を使用してバーティノフ・マスクなどで合わせるのは無駄。対象の惑星で合わせること。
○大気による色分散はウエッジプリズムを使って補正すること。高度65°以下で使用すること。高度70°以上は意味がない。
○今一番の良いPCカメラはZWO ASI120MMあるいはZWO ASI120MM-S
○画像処理では奇跡は起こらない。
○撮影時のRAW画像に全てのデータが決まる。撮影時に全力を尽くすこと。
◯晴れているときは次の日に仕事があっても撮影すること。
◯良いデータを得るためにはできるだけ多くの撮影をすること。
◯気流で一番大事なのは地上から10メートルまでの気流。ジェット気流ではない。
◯何度も撮影し経験すること、積み重ねが大事。
◯フォーカスは電動フォーカサーを使い、手動で合わさないこと。
◯拡大光学系はバローレンズやパワーメイトが良い。
◯"You cannot make a silk purse out of a sow's ear."
  《諺》 雌豚の耳(品質の悪いもの)から絹の財布(品質のいいもの)はできない
◯WinJUPOSのDerotationは15分まで、それ以上は良くない。

 順序はめちゃくちゃで、なおかつ私の記憶回路のフィルターを通しているので、どこまで正しいかは・・・疑問ですが、雰囲気は伝わるかとも思います。
 もっとたくさんのことが出ていましたが、あくまで私の記憶範囲です。

 最後に記念写真です。
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 ダミアンピーチさんの秘密のテクニックと言うのは存在しないと言っているらしいのですが、私はそれを信じることができません(笑)

 まぁ、良いシーイングの下で、目一杯調整された、良い望遠鏡を使い、良いデーターを得ることが、一番と言っています。

 それはそうなんですけどね・・・がんばるしかないですね・・・

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

熊森さん 遅ればせながら明けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願いします。

このDVDの内容が気になっていましたので、このようにまとめて紹介していただき大変ありがたかったです。

要はお金と根気ということでしょうか(笑)

私はこれまでAuto Stakkert2のマルチポイントをリムにも設定していたのでそこは改めたいと思います。

「晴れている日は次の日仕事があっても撮影すべし」という金言には笑ってしまいましたが、自分にとっては耳の痛い話でもあります。

投稿: 桜井 | 2015年1月12日 (月) 21時45分

桜井さん おはようございます。
 こちらこそよろしくお願いいたします。
 ダミアンピーチのDVDは一般論的な部分と精神論的なものできているようです。
 たくさん撮影してたくさん勉強して努力しなさい・・・のようです。
 自分(ダミアンピーチ)の技術は一朝一夕でできた物ではありません・・・のようです。
 まあ、「奇跡は起きない」と言うことらしいですね(笑)

投稿: RB星 | 2015年1月13日 (火) 08時16分

今年もよろしくお願いします。熊森さんのご推薦?で買ってみましたが、他のDVDと異なり、目次がないようで、自由に移動できないのは
不便でした。

内容的には、期待していたあっというものはなく、常識的なものの羅列でしたが、上達者と知り合いになり、徹底的に質問して、実践することだというようなことを
力説していましたので、納得いきました。まあ、これが他の分野にも使える真理なのでしょう。

投稿: 山田明彦 | 2015年1月13日 (火) 11時44分

RBさん
Registaxのウェーブレット処理で結構ぼやけている画像から詳細が浮かび上がってくるのを見て、彼の言っていることはそこそこ本当かなと思いました。ぼけた中にも微細構造が写っていないと出てこないので、ピント合わせ、光軸などいつも最高水準にして撮影しないと気流が良いときもそこが足を引っ張ると言うことでしょうか。ダミアンピーチさんを追い越すようにがんばってください。期待しています。

投稿: KEN | 2015年1月13日 (火) 23時51分

山田明彦さん こんばんわ
 こちらこそよろしくお願いいたします。
 DVDの作りはちょっと普通ではないみたいですが、タイトルメニューに戻れば選択することができました。
 ただパソコンのPower-DVD9で見ています。
 秘密の方法、奇跡はありませんでした。
 上空のシーイング以外は完璧を準備しなさいと言うことだと思います。
 まあ、彼はバルバドスなど上空のシーイングも選んでいますけどね。

投稿: RB星 | 2015年1月14日 (水) 18時52分

KENさん こんばんわ
 まあ、元データに詳細が含まれていないと何しても無理だと言っている。
 ダミアンピーチさんは、いつも細心の注意をしながら撮影することが必要だと言っているのだと思います。
 でも、そこがなかなか難しいし、日本では悪シーイングに引きずられていますので、努力が無駄に見えてしまいます。
 ダミアンピーチさんにに勝負をしたいとは思いますが、追い越すのは無理かと思います(笑)

投稿: RB星 | 2015年1月14日 (水) 20時30分

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