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2011年12月

木星 2011/12/31-2012/01/01

 大晦日の今日は一日中穏やかな晴れでした。
 17時前から望遠鏡の準備を始め多ころは、主鏡の温度と外気温は約8℃の温度差がありました。1時間ほど経過して、撮影時に0.6℃差まで縮まりました。
 シーイングは北からの中層低層気流がモヤモヤと動きあまり良くありませんでしたが、撮影後半と言ってもちょうど18時ごろに気流が俄然良くなりました。
 もう少し経てば大赤斑がこちらへやって来るのですが、残念ながらベランダのタイムリミットで出始めだけでした。
Kmj2011123109h05mut

 相変わらず、NEBのバージが一番濃く見えています。

 この時期としては良く写りました。

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WinJUPOS De-rotation を土星でテスト 2011/12/31

 WinJUPOS 9.1.18 の自転補正を土星で処理してみました。
 最近の土星は模様が淡いので、白斑嵐の残っている2011年3月10日の土星で確かめてみました。
 基準は、30fps x 100sec で1静止画をRegistaxで作り、静止画のコンポジットを以前の方法(静止画3枚をステライメージのコンポジットと目視位置合わせによる)と、 De-rotation とを比較しています。
Kms20110310awinjuposderotation

 De-rotation は撮影時間が30分を超える10画像を処理しています。
 №1と№10では模様の位置が大きく違うことが分かります。
 処理された画像は撮影時間の中央値で表されています。

 多数枚をコンポジットすることで粒子状のノイズは小さくなり、いわゆるSN比が良くなっていることが分かります。

 土星の場合は環があるのでどんな風に処理するのかと思っていたのですが、なかなか環も綺麗にコンポジットされています。
 B環にある暗斑も消えずに残っていることから、コンポジットは単なる加算平均ではなく、加重平均のようなことをしているのかも知れません。

 土星は木星などに比べると暗いので、ゲインは最大になりノイズが多いので、スタック数を増やしたいのですが、模様が移動して小さな白斑などは消えてしまうため、長時間のスタックには限界がありました。

 どこまで長時間の De-rotation 処理をして良いのか不安もありますが、より良好な惑星画像をもとめる良い方法の一つに違いありません。

 ただ、処理の境目に赤いラインなどが現れたりしているので、気をつけなくてはいけません。

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木星 2011/12/30-31

 昨夜は 夕方から待ち構えていたのですが木星時間には時雨れていて撮影できませんでした。
 今夜は夕方から晴れ間が広がってきました。
 シーイングは中層低層で断続的な流れがあるのか気流が回転しているようにも見える複雑な流れで、時々大ボケもするはで状況は良くありません。
 今日はWindows 9.1.18 の自転補正を使うつもりで、モノクロ100秒AVIを10本連続で撮影し、そのうちの8本でそれぞれRegistax6で処理後、WinJUPOSで自転補正コンポジット処理しました。
Kmj2011123008h56mut

 シーイングが悪いので、Registax6のウエーブレット処理を強くかけ、WinJUPOSの自転補正コンポジットでフレーム数が増加することにより荒れを押さえる方向で処理してみました。
 カラーを含める全撮影時間は25分ほど経過しています。

 シーイングの悪さに比べるとなんとか画像になっているとは思いますが、どうでしょうか?

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ホームページまもなく10万アクセス 2011/12/29

 最近更新が滞っている私のホームページ「RB星の世界」のアクセスカウンターがまもなく10万になりそうです。
20111229homepage

 あのー何もでません(笑)

 ニフティのホームページ許容量が100MBで、最初は大きく思っていたのですが、今や満杯状態なので、新しく書くときには古いものを削らなくてはいけません。
 そして、最近はこのブログに技術的なことも書くようになったので、強いてホームページに書くようなことが少なくなってきていました。

 ホームページとこのブログともども、見に来ていただいているみなさんありがとうございます。
ほぼ一方通行のことばかりですが、これからもよろしくお願いいたします。

 年の瀬のご挨拶みたいになってしまいました・・・m(_ _;)m 

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土星 2011/12/28-29

 火星を見ようと思っていたのですが、眼が覚めた午前4時過ぎには火星は南の空高くにあり、ベランダの限界を超えていました。
 土星はすでに見えていましたが、まだ高度が低く、高度が上がるまで待機です。
 5時過ぎから撮影に入りましたが、土星は思っているよりも揺れが激しく、気流を見ると右往左往していました。
 ところが画像処理をして見ると、思っているよりディティールが現れましたので、これまたビックリです。
Kms2011122820h48mut

 カッシーニの隙間が全周に渡って写ったと言っても良いでしょう(笑)

 白斑嵐の影響も少し残っているようで、強調処理をすると出てくるのですが、 汚くなるのでやめておくことにします。

 今シーズンの土星は、一般にイメージする土星の環の傾きで、眼視で見ていても見飽きません。

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木星 2011/12/28-29

 ベランダからの撮影可能時間の限界が近づいてきました。18時過ぎには限界がやって来ます。
 今日は辛うじて1セットの撮影ができました。
Kmj2011122809h15mut_5

 筒内気流防止ファンのスイッチを入れてから20分ほどで撮影終了です。終了時ではまだ2℃ほどの気温と主鏡の温度差がありました。
 日没時から待機できる状態で無いともう無理ですね。

 100秒AVIを4本撮影できたので、Registax6の処理後、4枚の静止画はWinJUPOS 9.1.18 で自転補正コンポジットしました。

 寒波がやや緩み、シーイングは最悪の状態を抜けだしたようです。

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ほしのぼーねんかい 2011/12/25

 ほしのひろばのぼーねんかいが天王寺でありました。
 最近はこの時だけしかお会いしない人も、まあ難しい話は置いておいて、楽しく星ネタで時間が過ぎていきます。
Dsc_7135p72

  ラブジョイ彗星が南天で大爆発しているようですが、この中には誰も行く人はいない(笑)

 そう言う私も、最近は惑星ばっかりで彗星を写していません。
 でっかい彗星が北半球に出ると頑張れると思うのですが。

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パソコンラック・・・ 2011/12/25

 先日、生まれて初めてパソコンラックなるものを購入しました。
 今までは、創意工夫の元にいろいろな台を自作して使っていたのですが、退職して今まで以上にパソコン前にいる時間が長くなってきたので、ちょっと整理・整頓をしてみました。
Dsc_7110b_f120

 整理してもこれですから、以前のひどさが推測できるでしょうか。
 思ったよりキーボードの引き出しが低かったので、少しかさ上げしてみました。

 そして居住性能を増すため、椅子も背もたれ付きを購入しました。大げさな重役タイプの椅子は我が家には入りませんので、背もたれ付きでは一番安価なネットタイプです。
 座るところは低反発クッションが入っているのですが、思っていたほど快適ではありません。
 背もたれは座面とともにリクライニングするのですが、バネが硬いのか私の体重では、スムーズに倒れません。ちょっと力の要るロッキングチェアでしょうか。

 パソコンの中身は1年前に、コア i7- 870 に交換しているので当分替えることはできません。
 しかし、気分転換のために、パソコンケースのフロントパネルをアイボリーからつや消しブラックに塗り替えてみました。鏡筒内部に塗るつや消しの黒です。
Dsc_7114b_f120

 このパソコンケースはかれこれ20年近く(中身は何回も変わっています)使っているもので、背は高いのですが、幅があまりありません。内部に吸排気ファンもいっぱい入っているのですが、コア i 7-870をオーバークロックして使っているので、いっぱい冷却しないといけません。サイドパネルに穴を開けて冷却ファンを外付けしています。夜中でもパソコンがオンの間、青く光り続けています。

 これから当分の間、このパソコンとお付き合いすることになりそうです。。 

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木星 2011/12/23-24

 雪が降ることはないのですが、北西からの季節風で寒い一日でした。
 八尾から帰ってきて木星時間に間に合ったので、なんとか撮影してみましたが、酷いシーイングでした。
 これでは報告はできませんね。
Kmj2011122309h31mut

 気温はこの時で、5℃と手袋をしていても手が悴んできます。

 この寒波はまだ続きそうですから、しばらくは様子見でしょうか。

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もばぷらいんやお 2011/12/23

 もばぷらのお手伝いで、近鉄八尾まで行ってきました。
Dsc_7075p72

 冬休みに入って、こどもたちの最初の活動です。
 場所は生涯学習センターで行われます。駅から歩いて15分ほどの住宅街?の中にあって、こんなところにあるんや、と、立派な建物です。
Dsc_7078p72

 冬休み宇宙こども探検隊でプラネタリウムと惑星モビール工作なんですが、JAXAの工作は別組織での依頼であったようですが、来てたスタッフはお仲間のFさんでした。(写真いっぱいぶれてます)
Dsc_7090p72

 7mドームは多目的ホールに設置されましたが、けっこういっぱい占有していました。
 ホールとしても座席は壁に収納されている、なかなか優秀なホールです。
Dsc_7088p72

 別の部屋で惑星モビールの工作教室が開かれています。
 惑星の解説をFさんがされていましたが、ちょっと難しいかな・・・
Dsc_7094p72

 建物の中は暖房が効いていましたが、終わって外に出ると「さぶぅ」、良く晴れているのですが寒波です。

 帰りに、大阪日本橋の電気街によったのですが、人の多さに圧倒され、収穫無しでした。    

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木星 2011/12/19-20

 ようやく日本海にある低空の雲が切れ始めて、冬型が緩んできました。
 午前中は良い天気だったのですが、昼過ぎから雲が多くなり少し寒くもなりました。
 夕方からまた雲が切れ始め、なんとか雲の合間を縫って撮影することができました。
 シーイングは今ひとつ良くはなってないのですが、そこそこの模様は写りました。
Kmj2011121909h21m09h40mut

 Registax6後の合成はWinJUPOS 9.1.18 の自転補正を使っています。

 NEBのバージが大赤斑よりも赤く、そして濃く見えています。いま、木星で一番はっきりとした模様のようです。

 3画像で往復自転アニメを作りました。
 WinJUPOS 9.1.18 の自転補正で合成するとキャンバスの中心に描いてくれるので、GIFアニメをするときに位置合わせを必要としません。
 これはとっても楽ちんです(笑)
Kmj201112193set

 でも、よーく見るとちょっぴり動いていますね、画像処理のせいか、測定をするときにずれているのかも知れませんね。
 次回はもう少し丁寧に測定してみることにしましょう。 

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WinJUPOS 9.1.18 の自転補正 2011/12/18

 WinJUPOSは惑星の経度などを計算してくれる大事なソフトですが、最近では画像処理までしてくれるように成りました。
 10月21日公開の WinJUPOS 9.1.15 では長時間渡って撮影された惑星のAVIファイルを自転の補正をしながらコンポジットしてくれるものでした。
 ただ、残念ながらDMK21AF04で撮影したY800コーデックは読まず、AviUtl や virtualDubなどで変換して読めるようにしても、今回の 9.1.18 でも私のパソコンではメモリーアドレスエラーなどを起こして、最終画像まで行き着けませんでした。
 私の持っているWindows7(32bit)やWindowsXP(32bit)の両方のパソコンとも同じでした。
 動画の画像処理については諦めました。

 12月11日に登場したWinJUPOS 9.1.18 には静止画の画像を自転補正しながらコンポジットしてくれる"De-rotation of images"が新しく附加されていました。
 これは私のパソコンでも動きましたので、そのテストをしてみました。

 私の木星撮影の基準は、
 1、DFK21AF04による160秒間(15fps) 2400フレームのカラーAVI撮影。
 2、DMK21AF04による100秒間(30fps) 3000フレームのモノクロAVI撮影
 3、続いてDMK21AF04による100秒間(30fps) 3000フレームのモノクロAVI撮影
 4、また続いてDMK21AF04による100秒間(30fps) 3000フレームのモノクロAVI撮影
 5、最後にまたDFK21AF04による160秒間(15fps) 2400フレームのカラーAVI撮影。
    5本セット、撮影時間合計620秒間、10分あまりが1セットの撮影です。

 まず、5本のAVIをRegistax6によりそれぞれスッタク、ウエーブレット変換をしておきます。
 そして、WinJUPOSで Recording タブから Image Measurments を選び画像の測定をします。
 測定した後はデータを保存しておきます。
Winjupos9118measurements_2

 次に、Tools タブから De-rotation of images を選び、合成する測定データを呼び出します。
 そして Compile image をクリックするとかってに補正しながらコンポジットしてくれます。
 撮影画像の中心時刻の位置で自転補正が行われます。
Winjupos9118derotation_2

 まずはモノクロ画像の合成です。
Kmj201112175mono_2

 A、B、C、は100秒モノクロAVI(30fps)、3000フレーム(75%)をRegistax6でそれぞれスタックとウエーブレット処理したものです。
 DはA、B、C、3画像をWinJUPOS 9.1.18 で自転補正を掛けてコンポジットされたものです。衛星エウロパは自転補正がかかりませんので線状になっています。
 Eはステライメージ6のコンポジットで手動により目視で位置合わせをしたものです。
 大赤斑が中央近くにあるので、大赤斑を目標に位置合わせしています。衛星エウロパは地球から見た速度が大赤斑に近いので、点像(丸像)に写っています。

 DとEでは中心部の解像度はほとんど変わりません。 
  E周辺部(左側)のリムが少しぼけているのが分かります。

LRGB法で、モノクロ撮影の前後にカラー撮影するのは、長時間に渡る撮影で、木星の自転に伴ってカラーデーターの欠落がリム側に発生するのを防ぐためです。
Kmj201112176color_2

 FとGはDFK21AF04でモノクロ撮影の前後に撮影されたカラーAVIからRegistax6によりスタックとウエーブレットされたものです。
 H 画像は、FとG画像をWinJUPOS 9.1.18で自転補正されコンポジットされたものです。
 I 画像はフォトショップのレイヤーにより比較明にてFとG画像が合成されたもので、大赤斑で位置合わせをしているため左右に広がった木星となっています。

 J 画像はWinJUPOSの自転補正で合成されたモノクロ画像Dとカラー画像 H をLRGB合成したものです。
 K 画像はステライメージ6でコンポジットされたモノクロ画像 E とフォトショップにより比較明で合成された カラー画像 I をLRGB合成したものです。
 左のリム側で、周辺減光に伴う彩度の低下があまりなく、リムの彩度が最後まで高いのとリムに近いバージの色ズレが少し見られます。

 今回の実験では高解像に関しては大きな変化を見ることができませんでした。
 それは、私がふだんから9000フレーム(3000x3本)を基準としているため考えます。

 木星の自転速度による撮影時間限界を厳密に考えている人にとっては、この正しい理論による自転補正合成は大いに救いになるかと思います。

 AVIファイルの自転補正合成はしばらく待つことにいたします。

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木星 2011/12/17-18

 冬型の気圧配置が少しだけ緩んできたのですが、日中はあいかわらず寒く、低く寒い雲が空の多くを覆っていました。
 夕方から晴れわたり、木星が頭上近く輝いていました。
 シーイングは良くありませんが、ほんの少しの瞬間瞬間に大赤斑周りが浮かび上がって見えましたので、最悪ではありません。画像処理をするとそこそこの模様が出てきました。
Kmj2011121709h10m09h47mut

 NEBがホントに細くなりました。
バージと呼ばれる濃い赤みが、NEBの赤みを吸い取っているのではないかと思うぐらいに濃い赤色になっていますね。
 NEBはこのまま経過すると消えてしまうのでしょうか?

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肥後橋界隈 2011/12/16

 目的は大阪市立科学館なんですが。
Dsc_6957p120
今日は大阪プラネタリウム連絡会の会議が大阪市立科学館でありました。今回、全天CGの投映機がリニューアルされたので見学に参加しました。
Dsc_6966p72

 さがせ! 第2の地球とオーロラの世界を見学させていただきました。
 新しい全天CG投映機は明るくて凄いのですが、投影されるデーターの粗まで分かって大変そうでした。
 終わってからの質問コーナーです。
Dsc_6970p72

会議の後は懇親会にも参加。
 これは懇親会の2次会、ドリンクの中に青色発光ダイオードのキューブが入っていて、みんなで楽しくこねくり回しました。
Dsc_6976p72

 いやー私の時代ではなくなっていますね。 

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40年前の木星 2011/12/15

 月惑星研究会のIgaさんから古い論文の紹介がありました。
****メールから**********************************************************
http://www.lpl.arizona.edu/SIC/journal/pdfs/189_Larson_CommLPL_1973.pdf
"Color Photography of Jupiter"
S.M. Larson, J.W. Fountain, R.B. Minton
Communications of Lunar and Planetary Laboratory, Vol.10(189), 40 -41
September 1973

この論文は、
アリゾナ大学月惑星研究所(Lunar and Planetary Laboratory,LPL)のCatalina天文台(現在のSteward天文台、アリゾナ州Catalina山、標高2510m)の154cm反射望遠鏡で撮影されたもので、1965-1973年の8観測シーズンに渡る24枚の木星カラー写真です。これらのカラー写真は、 Kodak Ektachrome-EF リバーサルフィルムで撮影されています(懐かし!)。
特に、1971年のSEB攪乱のカラー写真(No.12~18)は感動します。私が高校生で木星観測を始めた年に発生したSEB攪乱でした。攪乱の活動はSEBに留まらずにEZsまで波及して、木星の縞模様とは思えないぐらい激しいものでした(No.16,17,18)。
10cm反射でも明らかに色の違った攪乱の印象が、カラー写真で鮮やかに蘇ってきました。
なお、当時の私のスケッチを天文ガイドの惑星サロン(2004年6月号)に掲載しています。
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/publications/TGS/2004-06.htm
******引用終わり********************************************************

 木星観測の感動が伝わってくるメールだったので転載させていただきました。

 私にもよみがえってきました(笑)
 この論文の写真の中で、№12は1971年の南赤道縞攪乱初期活動の暗柱が捉えられているものですが、その1自転後の1971年6月23日23時53分(JST)に私も撮影していたのです。
Kmj1971062314h53mutsebdisturbancee5

 元画像は粒子が粗々なので最大エントロピー処理をしています。

 論文の中の画像を、かってながらコピーさせていただきました。
1971062305h57m36suta

 私の写真はかろうじて写っている程度なんですが、私の宝物の一つです。
その割には、もうネガも行方不明で、残っているのはアルバムに貼り付けたものだけです。
Dsc_5874cp130

 コンポジット法が普及し始めた年なのですが、この時はネガを3~4枚重ねて印画紙に焼きつけて、コントラストを上げることをしていました。
 攪乱が写っているのは残念ながら1枚ネガからです。

 このころ使用していた望遠鏡は20cmのニュートン式経緯台で、鏡から全て自作したものでした。
Dsc_5865p120

 上記の木星像は合成F=125で1秒露出、コダックのトライXを使っています。
 今時の経緯台ですとコンピューターが星を追いかけてくれるのですが、この手動経緯台では全く無理でした。
 そこで当時撮影に使っていたのが、接眼部にカメラの移動装置を取り付け、数秒間だけ日周運動を追いかけるものでした。
Dsc_5866abp72

 大阪日本橋で購入した電動チューナーの部品を使ってカメラをスライドさせました。
カメラはコーワE、レンズシャッター式一眼レフでシャッターだけを残しレンズを取り去ったものを使い、セルフタイマーで撮影するとミラーショックもなくなりユラユラ架台でも撮影することができました。
 この方法で何と4x5フィルムを使った月面カメラを作ったのですが、あまりの大変さにほとんど使わずでした。

 話をSEB攪乱に戻すと、今でこそ情報が直ぐに世界を駆け巡りますが、当時は攪乱のことも良く分からず全体像が把握できたのは何ヶ月も後のことでした。   
 去年2010年のSEB攪乱は、発生直後の白斑から精細に世界中で追跡され、その情報が毎日のように届くと言う、1971年とは大違い、別世界の有様でした。
 時代の進歩は凄いですね。

 以前にもブログで1971年のSEB攪乱スケッチを登場させたのですが、もう一度スケッチも載せておきます。
Kmj19710623drawing81sebdisturbance

 いやはや40年は長いですね。

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羽曳野天体観察会 2011/12/14

 天体観望会のお手伝いで、羽曳野市のとある小学校での天体観察会をお手伝いしてきました。
1週間前ぐらいの天気予報では、今日は雨マークが付いていたのですが、夕方からは快晴の状態でお話しを短めにして、主に木星を見ました。
Dsc_6954p72

 ユラユラの20cmドブソニアンでは木星を追いかけるのもなかなか大変です。

 途中で ISS の通過もあって賑やかな観望会でした。

 昼間の陽射しが暖かッたので、やや軽装で行ったのですが、じわりと寒かったです。

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木星 2011/12/11-12

 天気予報は晴れマークが続いているのですが、雲が多く、夕方からやっと晴れ間が広がりました。
 穏やかそうな晴れ間なんですがシーイングは良くありません。時々大きく歪みます。
Kmj2011121109h37mut

 衛星イオとその影が通過中です。

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皆既月食を室生で 2011/12/10-11

 久しぶりに皆既月食を奈良県にある共同観測所の室生観測所で見ようと出かけたのですが、不安定な天気で夕方から曇り、そして部分食中は雨が降る天気でした。
 もう諦めて鍋をつつきながらいつの間にか寝てしまっていたのです。
 が、突然、仲間に起こされました。晴れてる・・・!
 雨のせいで準備は全然できていません。いつものニコンD70を天に向け記念写真を撮りました。
 小さくて分かりづらいですが中央が皆既中の月です。良く見ると、すばるやオリオン座の一部が見えています。右上の光はドームから漏れた光です。
Dsc_6806bp100

 まあ、一瞬でも見えたので良いことにしましょう。

 一寝入りした後、明け方に眼が覚めたので、2番目の目的、C14が載っているアスコの架台の極軸合わせです。
 夜が明けるまでやって、だいたいの方位と高度の修正ができましたが、もう少し追い込む必要がありそうです。
Dsc_6809p120

 3番目の目的、朝になってC14に取り付けたムーンライトフォーカサーの電動が電池式なので通常の電源が使えるようにリゲル社のn-FOCUSを改造するべくはじめたのですが、思ったより手こずり、挙げ句の果ては動かなくなって壊してしまったかと焦りました。
 このコントローラーはケースがプラスチックでできていて接着剤で止めてあり、回路を確認することができません。
 動かなくなったので仕方なく金鋸でケースを切断してしまいました。
 原因はわかりました、半田付けの天ぷらだったのです、私のミスではなかったのです(笑)
Dsc_6812p72

 何とか目的を達成することができました。

 室生もそろそろ冬支度です。
Dsc_6833p72

 ホントは夕方から晴れて順調だったら、C14で木星を撮影してみようと思っていたのですが、それだけはかなうことができませんでした。   

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木星 2011/12/09-10

 モーレツに寒くなってきました。今宵は6℃、寒いところに比べるとへでもないでしょうが、とっても寒いです。
 寒さに比べるとシーイングは最悪ではありません。そこそこの模様が見えていまして、大揺れ、大ボケはほとんどありません。 ただ、細かいところも良く見えません。
Kmj2011120909h51mut

 特徴的なことがない地味な世界です。

 明日の10日夜は皆既月食です。

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USB3とSSD 2011/12/06

 Registax6での処理速度を速めようとSSD(60GB)を購入したことは以前に書きましたが、あまり効果が無かったのと、30GBや40GB撮影したものをUSB2経由でコピーするだけで20分もかかり、処理が終わった後、もう一度保存用のハードディスクにコピーしないといけないので嫌気がさしてあまり使わなくなっていました。
 今まで撮影には外付け(USB2)の2.5インチハードディスクに直接保存して、処理するときはデスクトップパソコンの内蔵ハードディスク(3.5インチ、SATA2)にコピーしてからRegistax6で処理をしていました。
 考えるに、SSDを外付けのケースに入れて、これに撮影保存すればコピーも速いんじゃないかと言うことで、早速USB3の外付けケースを購入しました。
Dsc_6728p72

 そして、ファイルの読み書きの速度を測定してみました。
Ssdhd4test

 SSDをUSB3で接続すれば内蔵ハードディスクと遜色ない速度が出てるようです。

 USB3のコネクタはUSB2と互換性がありますので、古い撮影用ノートパソコンではUSB2接続のSSDとして録画保存でき、デスクトップパソコンへコピーをするときにはUSB3で高速コピーができ、40GBでも5分あまりでコピーすることができます。
 また、読み込みも早いことから、デスクトップパソコンにコピーせずに直接USB3で接続したSSDでRegistax6の処理をしてもスピード低下は見られません。

 これでコピーに時間がかかることはなくなりました。

 ちょっと進歩しました(笑)

 想定外が一つありました。
 USB3のケーブルが太くて硬く、けっこう扱いにくいことでした。

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木星 2011/12/06-07

 一日中雲の多い天気でしたが、夕方になって晴れ間が出てきました。
 でも、撮影を始めると雲がやって来て、薄雲を通しての撮影となりました。
 昨夜よりシーイングが良くなったのですが、写りは変わらずでした。
Kmj2011120609h52mut

 衛星ガニメデがこれから木星面を通過するところでした。

 夕方?の早い時間帯は忙しいですね。

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木星 2011/12/05-06

 朝は青空になっていたのですが、昼間は北からの雲が流れ込み天気予報よりも雲の多い一日でした。夕方から雲が消え始め、月も木星も明るく見えていました。
 シーイングは木星が大きく伸び縮みしていましたが、最悪ではなく、瞬間そこそこ見える時もあり、何とか大赤斑周りを捉えることができました。
Kmj2011120509h13m09h49mut

 木星の南中時刻が早くなって来て、ベランダからの撮影時間も夕方になってきて、ベランダからの観測できる期間も残り少なくなってきました。

 できる範囲で粘ることにいたします。

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GA-4 ガイドアイピース・アダプター 2011/12/02

 昔、手動ガイドと言うのが普通に行われていたとき、ガイド望遠鏡で見える恒星を、このアダプターに見える赤い線に載せて、位置がずれないように、赤経・赤緯をひたすら動かして恒星を点像に写すため、多大の努力をしました。
 以前、古いタイプは使っていたのですが、フーコーテスターなどに改造して使ったため、手元にはなくなっていました。
 今回、中古で購入したのは、望遠鏡の架台の極軸を合わせるために、星の動きを追いかけるためです。
Dsc_6736p80

 バローレンズが外れて無いため少しお安くなっていましたが、まあ、イイ価格です。

 まずはベランダの架台の極軸です。
 だいたいはすでに合っているのですが、木星の場合もうちょっと画面ぎりぎりに写しているので赤緯は動かしたくない・・・
 ので、ちゃんと合わしたい。
 もう一つは、室生観測所のアスコ架台の極軸を合わせたいのですが、星の動きで極軸を合わせることを永らくしていないので・・・思い出すのに時間がかかりそうです。
Redcut

 懐かしい赤い十字線です。

 31.7mm用なんですが、あまり持っていないのですアメリカンサイズのアイピースは・・・(笑) 

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