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ゲインとシャッター速度 2011/07/25

 高解像の惑星を撮影するのに、できるだけ速いシャッター速度で気流を止めたいと思うのは自然の理と考えがちですが、経験上、30分の1秒以上の速いシャッターを切っても、思いの外効果は薄いと考えています。
 現在使用中の惑星撮影用PCカメラは、DMK21AF04のCCDセンサーをICX618ALAに交換し感度アップを図っているのですが、感度アップ分の余裕をゲインを下げる方に向けた方が良いのではないかと考えています。

 そこで、目一杯ゲインを上げて速いシャッターを切ったものと、30分の1秒露光を確保してゲインを下げたものを撮影してみました。
 7月24日朝に撮影した木星の中央部分をカットしてアニメにしています。200%にリサイズしています。
Gain812vs1023

 Registax6でスタックしウエーブレット処理をしています。
 ウエーブレットの強度は同じです。

 解像度はほぼ互角と私は見ていますが、ノイズの少ない分、ゲインを下げた方の模様が綺麗にまとまっています。
 ノイズが少ないと、ぼけていると思う人がおられるかも知れませんが、これは高解像のための余裕だと思います。

 最近の木星撮影は、このゲインを下げて30分の1秒露出を確保する方向で行ってます。

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コメント

RB星さん、こんにちは。
いつも、私の低次元のコメントに返答をいただき、ありがとうございます。
今回の比較では、ゲインを下げて1/30秒のほうが、滑らかで、すっきりしていて、きれいだと思います。解像度は、おっしゃるように、同等のように思います。
ところで、また低次元ではありますが、2つほど質問させて下さい。
まず、1/30秒露出というのは、惑星の強拡大撮影時の限界ということなのでしょうか。それとも、カメラが今後、さらに高感度特性面で改良されていけば、さらなる高速シャッターがより効果的になる可能性があるのでしょうか。
次に、私の個人的なことですが、赤道儀をアルミトランクに入れると21kgになり、この重さが私のネックになっております。赤道儀には、極軸望遠鏡や両軸モーターをコントロールする電子部品などが組み込まれています(コントローラーは別)。鏡筒は室内に保管するとして、この赤道儀をアルミトランクに入れたまま車内で保管できれば、腰への負担を最小限にして観察できるのですが、夏日の炎天下の車庫は、半透明のアクリルの屋根のため、車内は40℃~50℃くらいになります。
このような温度になる車内での、赤道儀の日常の保管は、問題ないでしょうか。RB星さんのお考えをお聞かせ下さい。

投稿: S | 2011年7月29日 (金) 17時12分

Sさん ありがとうございます。
 1/30秒露出というのは一番効率の良いシャッター速度と考えています。
 これより遅いとシーイングの影響を受けやすく、これ以上速くてもあまり効果が上がらない。
 あくまで私の経験則?ですので、科学的な根拠があるわけではありません。
 ただ、1/30秒を死守する必要はなく、拡大率、対象惑星の明るさ、カメラの感度、シーイングなどを踏まえて判断すれば良いかと思います。
 望遠鏡架台の車内保管ですが、特に問題は無いかと思いますが、グリスやオイルなどあまり温度が上がると劣化が早くなるのもありますから、絶対大丈夫とは行かないかと思います。
 もし私でしたら、気にしながら車内保管してると思います。他に置く場所がないのですから(笑)
 10kgを超えると持つのに気合が必要になりますので、分解できるなら一つ一つを軽くした方がイイかなと思います。

投稿: RB星 | 2011年7月29日 (金) 20時34分

RB星さん、お答えいただきありがとうございます。
シャッター速度については、いずれ自分が撮影するかもしれないときのことを考えて、質問させていただきました。
惑星などの拡大撮影時において、1/30秒が一つの目安となる露出時間、と解釈させていただきました。
そのうち、現在所有しているイオスX3で、できることをしてみたいと思っています。
また、赤道儀の保管法についてもご意見を聞かせていただき、ありがとうございました。
赤道儀は、これ以上の分解ができません。グリスやオイルのことまで考えが至りませんでしたが、「私なら気にしながら車内保管している」と言われたように、真夏日は車内の温度を時々計りながら、高すぎると思うときは窓を開けるなどして、より使用能率の上がる車内保管にしようと思います。そのために、もし、オーバーホールの時期が早くなるのは、仕方ないことと思います。
確かに、10kgを超えると気合が要りますね。今の私の限界は、C11の12~13kgです。
これで、観察のペースを上げられそうです。当面の目標は、きちんとした光軸修正です。
ありがとうございました。

投稿: S | 2011年7月29日 (金) 22時36分

Sさん ありがとうございます。
 昔、フィルムの時代ではトライ-Xを使って最低1秒露出以上しないと、惑星はまともに写らない、と言われていましたので、ちょっと意味は違いますが、単純に考えれば30倍感度が上がったことになります。
 そういう言う意味では惑星写真もずいぶんと楽になったものだと思います。
 私のC11は日中、陽射しの中ですので50℃以上に熱せられています。
 まあ仕方のないことです。

投稿: RB星 | 2011年7月29日 (金) 23時39分

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