« 土星 2011/06/03-04 | トップページ | 100sec-AVI vs 300sec-AVI 2011/06/06 »

またまたRegistax5とRegistax6の比較など 2011/06/04

 去年(2010年10月06日)の木星画像を使っていろいろ試してみました。
 100秒間AVI(30FPS、3000frames)を3本連続で撮影したものを処理してみました。
 まず最初は、3本それぞれでRegistax6処理したものをアニメGIFにしています。
 3画像の往復で表していますので、自転に伴う模様の移動が良く分かります。
Kmj201010066783set

 この3本AVIをRegistax5で同時に読み込み、一つの画像としてスタックしました。
 自転による模様移動があるので、アラインは1ポイント、FFTグラフの数値は5にしています。
 全9000フレームから7588フレームを抽出し、オプティマイズ&スタックでスタック処理しました。
 そして、そのままRegistax5でウエーブレット処理をしたものが次の画像です。
Kmj20101006registax516787588

 ↓次は、Registax5でスタックしたものを16ビットtiffで保存した後、Registax6で読み込み、ウエーブレット(Denoise & Sharpen)処理のみをRegistax6でしたものです。
Registax5のウエーブレットよりも遙かに細かい模様が抽出されています。
Kmj20101006registax616787588

 上の二つの画像は全く同じスタックデーターからの処理です。
 Registax6 の Denoise & Sharpen はやっぱり優秀です。

 Registax は模様を追いかけてアライメントをするソフトですから、自転に伴う模様の移動も追いかけてくれます。
 木星の中心部と周辺部では見かけの速度が違いますから、とても複雑な状況ではありますが、単純に自転速度から求めた解像限界の撮影時間の限界値よりは、遙かに長い時間でも、像の流れない木星面を捉えることができます。

 Registax6 のマルチポイント(77)でも3本AVIを処理してみましたが、上手くいきませんでした。
Kmj20101006registax61678registax

 パラメーターとかを選べば上手くいくかも知れませんが、それはこれからです。

   

|

« 土星 2011/06/03-04 | トップページ | 100sec-AVI vs 300sec-AVI 2011/06/06 »

画像処理」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
RegiStax5でもすごいのに、 RegiStax6では、目に見えて、一段ときめ細かい模様になって見えますね。
粒状性も上がっているようです。
この差は、大きいと思います。
私もいつか、このソフトを使えるようになりたいものだと思っていますが、いつのことになるやら…。
まあ、あせらずやろうと思います。

投稿: S | 2011年6月 4日 (土) 19時48分

Sさん ありがとうございます。
 Registax6 の Denoise & Sharpen のバランスはなかなか凄いと思います。
 こんなのがフリーソフトですから、ありがたいことです。

投稿: RB星 | 2011年6月 4日 (土) 20時56分

最初のGIFアニメ画像をダウンロードしてフレーム分解させてもらいました。
その1フレームの画像の方が、他の2画像よりはるかにシャープで、細部まで良く描写されています。
木星全体が動いている場合や、シーイングの影響による微妙な揺れなら、Registaxでアライメントできると思います。
でも、木星の輪郭と模様の位置関係が狂っている多数のフレームをアライメントすると、各模様の位置を無理やり崩す必要があり、問題だと思います。
実際には、模様の位置関係を崩せないので、輪郭がボケる結果になるのでしょう。そうなると、輪郭に合わせた模様の位置測定が困難になり、伊賀さんや堀川さんが困りそうですね。
三品さんから「コンポジットによる高画質化画像処理プログラムの開発」という論文を紹介されました。
http://www.kochi-tech.ac.jp/library/ron/2004/2004ele/1050291.pdf
シーイングの状況や画像の解像度により結果は違うと思いますが参考になる点も多いと思います。

投稿: ヨネヤン | 2011年6月 5日 (日) 09時19分

ヨネヤンさん ありがとうございます。
 GIFアニメの分の画像処理処理はRegistax6でかなり強めの処理をしていて、細部もかなり写っていると思っています。
 次シーズンの木星は、長時間?AVI 撮影でなくてもかなりいけるんじゃないかと思っています。
 それはやはりRegistax 6 のDenoise & Sharpen のおかげだと思っています。
 作例の長時間AVI でウエーブレットだけRegistax6 で処理したものは高解像度と綺麗さを念頭に処理したものです。
 長時間AVI で問題があるのは分かっているつもりですが、WinJUPOSのように輪郭全体で捉えた位置測定だと、いわゆる平均位置の範囲で測定可能だと思います。
 私はできるだけ測定可能な細かい模様を抽出することの方が先に来るんではないかと思っています。
 Registax6のようにマルチポイントが普通になる、位置取りはもっと複雑になるのではないかと思ったりもします。
 論文もちょっと見させていただきましたが、サンプル画像を見る限り、高解像・・・にはほど遠いですね。これからの進化を期待します。

投稿: RB星 | 2011年6月 5日 (日) 12時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 土星 2011/06/03-04 | トップページ | 100sec-AVI vs 300sec-AVI 2011/06/06 »