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6604 frames vs 10609 frames 2011/05/09

 5月8日撮影の土星は薄雲があって透明度が悪く、通常のシャッター速度では撮影輝度が低く、8ビット階調の70/255ほどしかない。
 1フレームだけだと、とてもノイジーで見られたものではありません。
Kms201105081frame

 もちろん露出を与えたら最大輝度は上がるのですが、30fpsのフレームレートを確保できなくなるので撮影フレーム数が減ってしまいます。
 シーイングが良ければシャッター速度を落としても良いのですが、この日はシーイングも良くなく、シャッター速度を下げたくありません。
 撮影ゲインは目一杯の100%で撮影しているので、露出不足だとノイズが相対的に大きくなってしまいます。
 そこで、通常以上にフレーム数を確保するため、たくさんのAVIファイルを使ってみました。
 とは言っても、曇ってきたので100秒(30fps)AVI x 5本の500秒、1万5000フレームからRegistax 51でスタック処理してみました。
 私の場合は通常でも100秒(30fps)AVI x 3本の300秒、9000フレームですから、惑星撮影者の中でも一番多い方になるでしょうか。
Kms20110508frames

LRGB合成まで全ての画像処理が終わった状態です。

 やはり、フレーム数の多い方が強い画像処理を行えるため、白斑嵐の姿も強く現されていることが分かると思います。

 多くの方は長時間撮影において、土星の自転よる模様の移動についての制限時間を気にされるかと思いますが、私は望遠鏡の能力を発揮して高解像度になってから考えれば良いことだと思っています。
 解像度の低い画像しか得られないときに、自転速度を気にしても意味が無いと思っています。
 それよりは、多くのフレームを集めることによる画像の強化の方が大切だと考えます。

 また、以前にも書いたことがありますが、Registaxは模様を追いかけてスタックしますので、単純な自転速度による模様移動の計算数値だけでは計ることはできないと思います。
 土星の場合は移動しないカッシーニの隙間がありますので、とても複雑ですけどね・・・

 もちろん?短時間で撮影できることに越したことはありません。
 高解像惑星画像が得られるなら・・・

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画像処理」カテゴリの記事

コメント

RB星さん、こんにちは。
うーん、すごいですねえ。28cmシュミットカセグレンでここまで写るとは。フィルム時代の1m口径並みですね。
しかも、だんだんでしょう。
うーん、どうしてこういうことが可能なのか、私は、全く頭が付いていっていないので、理解できずにおります。
LRGB合成の意味や、そのメリット、方法などから理解しなくてはと思っていますが、頭が…。
いつのことか分かりませんが、Registaxというフリーソフトを使えるようになりたいものだと思っております。
また、時々見せていただきます。

投稿: S | 2011年5月13日 (金) 20時09分

Sさん ありがとうございます。
 10年あまり前から、動画撮影による惑星画像処理は一気に発達しました。
 パソコンの能力の発達によるものも大きいですが、銀塩の時代ではめったに撮れないような画像が普通に撮れるようになりました。
 でも、最後は口径とシーイングです。

投稿: RB星 | 2011年5月13日 (金) 21時04分

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