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DFK21AF04のカメラ側コーデック(フォーマット) 2011/03/30

 惑星撮影に使っているカラーPCカメラはイメージングソース社のDFK21AF04(IEEE1394タイプ)を使っていますが、このカメラは、AVIファイル保存のコーディックとカメラ側のコーディックの二つを選択することができます。
 高解像の惑星画像を狙うときは、できるだけ圧縮されていないデータを取り扱う必要があります。
 通常のカラーカメラはベイヤー配列による解像力の低下(ボケ)がある上に、多くなるカラーデータを圧縮するために I420 とか UYVY とかのコーディックなどが使われるため、結果として惑星のリムなどにトーンジャンプを起こしやすく、リング状の模様が現れてしまいます。

 DFK21AF04 では、PCカメラ側とファイル用と2箇所の設定が必要なために、ある意味ややこしくなっているのかもしれません。
 具体的に私の設定を見ますと、イメージングソース社のキャプチャーソフト IC_Caputure2.0では下画像のようになっています。
Iccapturedfk1

 赤線で囲まれているのがカメラ側のコーデックで、Select Video Size and Color Format として、BY8(640x480)、UYVY(640x480)、Y800(640x480)の3種類から選択することができます。
 なぜかデフォルトではUYVY(640x480)が選ばれているので、撮影の都度に BY8(640x480)を選ばないといけません。
 Y800はモノクロ用のコーデックなので DFKでは普通使いません。
 カメラ側の UYVYコーディックは、カメラ内部のファームウエアでプログラム処理変換がなされているので、処理時間がかかるため最大フレームレートは 30FPSまでですが、BY8 は変換処理する必要がないためか 60FPSまでフレームレートを上げることができます。

 だったら、最初からBY8で設定しておけばよいと思うのですが、推測するに処理能力の遅いパソコンでは、キャプチャーソフト側で色圧縮変換すると処理が間に合わないことが起きるので、カメラ側で処理できるようになっているのだと思います。
 無圧縮のデータが必要なユーザーは少ないのではないかと思います。

 青線で囲まれたところはファイル保存用のコーディックです。
 Windowsに登録されていて IC_Capture2.0 に認識される多くのコーディックを選択することができます。
 ここは、RGB24 しか必要ないと思います。

  最新の IC_Caputure は最新バージョンが 2.2 になっていますが、基本的には変わっていないと思います。
 また、USBタイプのDFKでは、ちょっと違うところがあるかもしれません。

 昨夜の土星は透明度が悪く、撮影最大輝度が100/255(8ビット)以下しかなく、PHILIPS ToUcam PRO(コーディック I420 しかない)だったら盛大なリング状模様が出る確率が高いのですが、 BY8とRGB24の組み合わせで、トーンジャンプは起こしていません。
 Registax5でスタックとウエーブレット処理したものが次の画像です。
Dfk747

 1/2秒露光で、長さ400秒 AVI として撮影した 800フレーム中 の744フレームをスタックしています。
 あまりにも暗いので、Registax5のヒストグラムにより、最大値を 120 としてストレッチしたものが次の画像です。
Dfk747his120

 カラーコーディックとカラーフォーマットと話はややこしく私は勉強中で、混乱してきたときにはここ
http://vision.kuee.kyoto-u.ac.jp/~hiroaki/firewire/yuv.html
 を見て復習をしています。

 話は変わりますが、まもなく4月2日に Registax のバージョン 6 が公開予定です。
 楽しみにしています。

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画像処理」カテゴリの記事

コメント

BY8は、いわゆるRAW画像なのです。今まで理解していませんでした。
今まで、UYVYで撮影していましたが、画像キャプチャに使っているノートパソコンのスペックが低いので、それでよかったのかも。
BY8で撮影した画像は、IC_Captureで自動的にBayer処理されて、RGBファイルになっているのでしょうか。

カラータイプにFlea3をfirecaptureで使うと、RAWのAVIファイルが記録されます。容量が少ないので、助かりますが。
それをfirecaptureに付属しているBayerソフト処理してRGBファイルに変換していますが、変換に結構時間がかかる状況です。

投稿: ヨネヤン | 2011年3月31日 (木) 08時46分

ヨネヤンさん ありがとうございます。
 カメラ側BY8で撮影したときは IC_Capture側で、ベイヤーRGB変換が行われていると考えています。
 この作業が撮影用パソコンにとって、どのぐらい負担になっているのかは確かめたことがありませんが、コマ落ちがなければ利用可能なのではないでしょうか。
 カラーカメラのFlea3で、ベイヤーデータを撮影後にカラー変換するというのは不便ですね。
 何か良いソフトがあれば良いですが、ポイントグレイ社から添付ソフトはないのでしょうか。

投稿: RB星 | 2011年3月31日 (木) 12時19分

ポイントグレイ社から提供されたキャプチャソフトは、カメラの制御とスナップショットを記録する機能だけで、AVIなどの動画は記録できず、惑星撮影には不適な内容でした。

投稿: ヨネヤン | 2011年3月31日 (木) 21時13分

ヨネヤンさん ありがとうございます。
 AVIのキャプチャーソフトが付いていないのは辛いですね。
 それで、 FireCapture を使われておられるのですね。
 状況が良く分かりました。ありがとうございます。

投稿: RB星 | 2011年3月31日 (木) 22時06分

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